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余韻が

2017.07.29 Saturday | 19:45

「怪物はささやく」を観てきました!

 

いやぁ、すごく良かったです。

まずとにかく、主人公コナーを演じる子が可愛いのなんのって…!!

病気の母親を支えながらもどうしても感じるやるせなさ、葛藤や寂しさや孤独、子供ゆえの無力さ、そんな色々な物を抱えながら少年が成長していく過程で。

その複雑な感じを繊細に見事に演じてます。

 

イギリスの児童文学(限定ではないけど、児童文学の方でも賞を獲ってるし主人公が少年なのでね)の原作を映画化した作品なんだけど、ある夜突然コナーの元に現れた怪物(何千年も生きたイチイの樹)が話す3つの『真実の物語』、それを聞いた後4つ目の物語はコナー自身が隠している真実を語れと迫られる―っていうお話。

予告を観た時点で、コナーが隠してる真実というのが母親の病気にまつわることだろうとは思ってたけど、イザそれがクライマックスで明かされると、やっぱり…と思うのと同時に、自分自身と重ねて本当に胸が詰まるというか、苦しかった。

これは病気の身内をある程度の期間の看病の後、亡くした人なら多分誰でも少なからず思うことっていうか、そういう経験のある人にしか分からないよね…一生抱えて生きるから、後悔とか懺悔の気持ちみたいなものを。

でも、そこを認めてそれでも生きなきゃならないから。

その自分自身の中にある真実から目を逸らさないで、ちゃんと向き合う…それが少年から大人への一歩として必要というか必然だった。

それにしても、母を亡くした時もう充分大人だったハズの私でさえとても辛かったから、母親を亡くすという経験はあの位の年齢の子にはもっともっと辛いことだろうと本当に胸が痛くて堪らなかった。

真実は時にとても残酷で、でもそれでしか救えないことだから。

 

イチイの樹が話す真実の話の最初の2つも、とても良かった。

物事は一面からしか見てはいけないということとか、清濁併せ飲むじゃないけれど、片一方だけでは成り立たないこと。

王子は人を殺したけれど、国民には慕われ平和に国を治め続けた。

調剤師はヤなやつだけど正しい。

本来は(原作も映画も)やや子供向けなのかな?とは思うけど、大人にも十分刺さる物がある。

そして、この物語部分がアニメーションというかイラスト風?なのも良かったと思う。

母親と、その血を受け継ぐコナーが描く絵がまたそれによって更に活きてくる感じだし。

特にコナーが描いた怪物が水彩の絵の具の滲む感じに連動して動き始める感じに震えた!

 

全体的にファンタジーなんだけど、エグイ位真実を突いていて、辛く苦しい現実を突きつける。

でも最後に救いじゃないけど、コナーの心を癒す?ものがあって、そのおかげで観終わった後は妙に爽やかな気持ちになる、不思議な余韻の映画でした。

 


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2017.08.19 Saturday | 19:45
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