正直

えと、久々の読書感想です(^^ゞ

いやずっと読んでなかった訳じゃないんですけどね?

なんか感想を書く程でもないな〜って感じのものが多くって…一応備忘録のつもりではあるのですが、これからは記憶と記録に残しておきたい作品だけにしよっかな?って。

なんかキリもないですし…、映画はどんなにツマラナイな〜って思っても何かしら書けるんですけどね?

本はなんでかムズカシイです 汗

 

さて、今回読んだのは岩木一麻さんの「がん消滅の罠 完全寛解の謎」です。

 

いやまぁこれ、言わずと知れた第15回の「このミス」大賞の作品で、念の為に言っておきますと自分が癌だって分かる前に予約したんですよ。

自分が癌患者だから興味を持った訳ではないです(笑)

で、肝心な感想ですが…う〜ん、正直微妙(^^ゞ

 

題材というか着眼点は面白いんです。

ただ、なんていうか…難しい専門分野の話だからある程度説明文が入るのは仕方ないんだけど、それが延々と登場人物の会話文だけで、だったり、主人公の奥さんていう医療関係者じゃない人物をファクターとして読者に分かりやすくするみたいなとこだったりが、稚拙っていうか。

小説じゃなくて、脚本みたいな感じ?

でも、だったらもっと分かりやすく、読み易く書けるんじゃない?っていうか。

とにかく前半はそんな感じで苦痛でなかなか読み進められなくて、この程度の長さ(300Pちょい)なら1日あれば余裕で読み終わるわ〜って思ったのに、途中途中読むのイヤになって他の本読んだりしちゃってスゲー時間かかった汗

後半やっと面白くなってきて、結構どんでん返しみたいなおおっ!てなこともあったけど、でもなんかなぁ…っていう後味の悪さだったり、多分続編というかそういうのを考えてるんだろうけど、だったら最後は完全に蛇足というかって感じで…。

特に本当に最後の1文はえっ?とも思うけど、なんかう〜わ、ダッセ!!みたいな、折角の話を一気に素人くさくしてしまったというか…残念かつ勿体無いとしかw

 

とにかくネタ自体は本当に面白いしいいと思うので、文章力というかそういうのがね…もうちょっとついて来れば…。

まだまだだな、って感じ。

 




ヤバイ…

柴田よしきさんの「聖なる黒夜」読みました。

 

以前、柴田さんの別の小説を読んだ時、私的にはぶっちゃけ大ハズレ(失礼)というか…もう他のも読まないかな〜って感じだったんですが、1作だけ読んで判断するのもアレかなと思いながらレビューを読んでいたら、どうやら柴田さんの作品の中ではこちらが代表作らしく。

あらすじを読んだ感じまぁまぁ面白そうだったので、借りてみました。

 

一言でいうと、面白かったですよ!

以前読んだお話と全然違うというか…え、同じ作家さん?ってくらいw

ビックリしました(笑)

 

登場人物も多いしそれぞれがキャラ濃いしw、過去と現在を行ったり来たりだし色々フラグ立ちまくりで複雑で面倒くさいんだけど、それでもわりとすんなり読めるというか。

なんだろう、不思議な感覚でした。

人によっては、というか大多数の人が恋愛小説だっていうのも分かるけど、一応はミステリ?推理?小説なのでネタバレしないでおきます。

ただ、私は恋愛小説は好きじゃないし、この作品をそういう側面だけで読むとイマイチになります。

つか、ゲイとかバイとかが出て来すぎwww 主な登場人物みんなそうとかって、どこのBLラノベかっつーくらいwww

確かに刑務所とかヤクザとか大学の運動部とか、ある意味特殊な環境の所為ってのもあるけどさー。

こんなみんながみんななんて…いやいやいや、ないないないwww

他がすごいいのに、この点において一気にリアリティーが欠けちゃうよ(^^ゞ

私も大概腐ってるけど、これはダメ。

何でもかんでも全員が全員は。

しかも、普通に露骨に直接的表現があるんだもん。

いやーそういうの、逆に萎えるわー、つまんないわー。

なんていうかさぁ、そういう気持ちがあるっていうか…精神的な繋がりというか相手への執着とかそういうのを匂わされて、これアレだよねーって、こっちが勝手に妄想するのが楽しいんじゃん、醍醐味なんじゃん!

って私は思うwww

ま、普通のミステリ小説として読んで面白いと思う、私的には。

それ以外はぶっちゃけ要らんw

だってそしたらもっと短かったもんね?

 

単行本の上下段/Pで672Pですよ?厚さで言えば5cm位?

読みながら持つの、重くて敵わんっちゅーねん!!

後半次々フラグ回収され始めていよいよ面白くなってきて夢中になって読んでたら、すげー右腕に負担掛かっちゃってて。

術後、採血や血圧測定をしないのと同様に、重い物を右腕で長時間持たない様にとか注意されてたのにwww

その所為か分からんけど、胸の傷が直接痛むことなんて滅多にないのになんか痛くなったからね!?

もうー買い物とか気を付けてるのに、油断したわー(^^ゞ

 

ま、取り敢えず恋愛的な目線では好きじゃないし、この2人もそんな魅力を感じないけど、単純に事件もののお話としては面白かったし、他にもあるらしいからちょっくら読んでみようかと思ってる。

 

 




優しくて癒される

村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」読みました。

 

本屋大賞に選ばれた作品ですね。

もちろん好みとかありますから毎年ふ〜ん、て感じですし、特に今年はその中の数冊を読んでてイマイチだな…と思っていたので、個人的には本屋大賞とは合わないかな〜?っ思ってたんですが(西さんとか選ばれてるしね)

 

粗筋的なことはどこでも読めるので割愛してw

いや〜私は好きでした!もうね、ちょっと読んでは泣いて、鼻かんでやっと涙とめてもまた数行読むと泣いて…特に中盤以降は泣きっぱなしでした(^^ゞ

書店員から作家になられて、その辺のお話をたくさん書かれている大崎梢さんと似た感じですが、私はこういった話好きです。

レビューを見ると、出来すぎというかファンタジーっぽいというか、いい人しか出て来なくて上手く行きすぎって書いてある人もいましたが、そんなことないと思います。

主人公が置かれた幼い頃の環境は決していいとは言えなかったし、職場を追われるキッカケの万引き事件だって陰湿な嫌がらせというか正義を(それも間違った)振りかざした悪気のない、でも確実に悪意を持った人達が出て来てるし。

 

…まぁ確かに、決して起こりえないことを書いている訳ではないけれども、何もかもがこうも上手く重なる!?ってのはあるし、ちょっと周囲の人物配置に関してはズルイなぁってのもあるし、少女漫画チックな所もあるけれどもw

個人的には恋愛の要素は要らないし、人気作家とのエピは次に使いたいのかな〜?って感じの引っ張りを感じて、完結しないならちょっと今回入れたのはちょっとあざとくて嫌かなってのとかはあるけど、周囲のキャラが立ってて面白い人が多いので単純にその後が気にはなるかな?

特に元の職場の店長と桜風堂の祖父と孫が好き。

全然関係ないのだけどコレ実写化したら、元の職場の副店長は吾郎ちゃんがいいと思う!(笑)

あともう年齢からいうと全然ダメなんだけど、孫はしょりたそのイメージw

 

真面目な話、これは確かにご都合主義な甘い話かもしれないけど、優しくて確実に誰かを癒すならそういう話もあっていいと思うんだ。

それこそまさに、作中で主人公が売ろうとする本「四月の魚(ポワソンダブリル)」を紹介するのに「優しい物語です。涙は流れるかも知れない。けれど悲しい涙ではありません」と書いた、そのままだと思った。

 

主人公が幼い頃に体験したこと、辛さは私の比にはならないけれど、本当になんていうか共感する部分が多くて…。

特に、そのことを元の職場の店長さんにちょっとだけ話すんだけど、「必死に叫んでも、どんなにほんとうのこと話しても、すぐそばにいるひとの耳に、言葉が届かないこともあるんだな、って。それを思うと、誰にも、何もいう気持ちになれなくなることがあるんです」って言葉が、そうなんだよなぁって。

まさに今もそうだけど、ママを亡くしたばかりの頃もそうだったなぁって。

…だめだ、今ちょっと読み返しただけでも泣ける(^^ゞ

 

近い内にちゃんと購入して手元に置いておくようにしよう、うん。




読書感想まとめ

朝まで眠れない日が続くので、読書は進みますね(^^ゞ

そんな訳で。

 

村田沙耶香「授乳」

森村誠一「魔少年」

和田はつ子「密通」

 

どれも待ち時間用の文庫本です。

まずは村田さんは以前読んだ「殺人出産」が面白かったので借りてみたのですが…う〜ん、相変わらずというか結構、女性の書き方がエグイかなぁ…と。

簡単にいうと、主人公がちょっとどころかだいぶ病んでる女性ばかりですね(^^ゞ

誰にもなんにもどこにも共感出来るところがないのに、あ〜なんかどこか自分の中にもあるかもな〜とか、いるよな〜こういう人って妙に納得する部分もアリ。

まぁ女性だからとか、女の嫌な部分みたいなのを分かった風に書かれるとシラけるんですが、微妙に違うというかまたちょっと違うんだよな〜(^^ゞ

面白いか面白くないかと言えば、ぶっちゃけ読み終わった直後は全然面白くはないなと思ったのですが(←)なんとなく後からじわーってクルものがあって、特に最後に収録されていた「御伽の部屋」というお話は、なんとなく分かる部分が他の2作よりはあって後からちょっと面白かったかも?と思いました。

ま、村田さんの作品だったら「殺人出産」の方がお勧めです。

 

次に森村先生のは、もうねw

待ち時間用だから敢えて短編集にしましたけど、2時間ドラママニアとしては、「終着駅シリーズ」と「棟居刑事シリーズ」が大好きなのでね(笑)

書かれたのが古いのでちと表現的に古いなって部分もありますが、さすがの御大、短編でもそれぞれピリッと面白い。

まぁオチはどれでも予想の範疇なんだけど、それでも読ませるのは上手いってことですよね。

表題作を始め本当にどれも面白いんだけど、特に「燃えつきた蝋燭」はちょっとこの中では異色で読後はやるせなくなったなぁ…。

ただ、これ角川ホラー文庫から出てるけど全然ホラーじゃなくて、正統派のサスペンス小説ですね。

 

最後は和田はつ子さんの「密通」

ちょっとタイトルから想像してたのとは全然違ったけど(^^ゞ

まぁこういうのが正統派のホラー、なのかな?

いやでも、ホラーはホラーなんだけど、なんかそういう意味ではあまり怖くないというか、どちらかというと良く言う「生きてる人間の方が怖いよね」ってのがまんまというか、そっちのが凄くて。

あまりに自分のことしか考えてない勝手で酷くてえげつない人間ばかりで、そっちのが読んでて怖い。

本当にこんな人ばっかりなの!?って言いたくなる(まぁいるとは思うけど、集まりすぎというかw)

エグイ死体(殺し)の描写とか能力がどうの、幽霊がどうの、みたいなことより、人間の無意識の欲望とか悪意とかがすごくてホント怖い怖い…(>_<)ってなる。

特に主人公の祖母と警察署の署長が最低最悪の性質の悪さで。

読んでて気持ち悪くなるくらい。

伯母とその旦那さんが唯一良心的でとても出来た人で救われるけど、こんな出来た人もなかなか居ないかな?とも思ったり(^^ゞ

北海道開拓時代の闇というか、不都合で隠したいこと、みたいな知らなかったことも興味深いというか読んでて胸が痛く、でも知れて良かったとは思うけど、で、結局??みたいな感じでストーリーそのものは長々書いた割にあまり伝わってこない感じ。

北海道開拓時代に犠牲になった、あるいは不遇な人や動物のことを知って欲しくて書いたのかな?って思う位(^^ゞ

いやホント、人間て怖い。

でもここまで自分のエゴや欲望を剥きだしに生きられるのもある意味スゴイよな…。

ま、それじゃ動物と同じというか以下なんだろうけど。

自分を取り繕って良く見せることが出来る、知恵を働かせることが出来る分、もっと性質悪いけどなw




忘れてたけど

どうでもいいけど、最近のエントリは日常か、本か映画の感想カテばかりですね 汗

ま、近い内にせくしーちゃん達のことも書きます。

 

さて、吉村達也さんの「卒業」読みました。

これも病院の待ち時間様に借りた文庫ホラー。

なんですが、ぜんっぜん思ってたのと違くてつまらなかった。

それがまた作者の意図通り、やーいミスリードに引っ掛かったな、へっへーん!みたいなことを後書きで書かれていて、スゲーむかつきましたよね きぃっ!

だってこっちはベタなホラーが読みたくて借りたのに…!!

得意がって連作にするとか書いてあったけど、いや全然興味ねーっつのカチン

しかも、途中でなにこれ宗教の本?それとも精神学者か哲学者の啓蒙本??みたいな表現が延々と続いて、正直なんじゃこりゃって感じ(苦笑)

まぁそういったことで表される主人公の内面のどうこうは外からみても分からないし、何も知らない人から見れば確かにサイコなホラーかもしれないけど。

こっちはそんなん延々と読まされて、まったくホラー感が沸いてこない訳よ。

しかも、これを書く為に色々勉強したんだから、折角得た知識は全部披露しなきゃ!みたいな?www感が満載すぎてwww

ほらほら、高尚でしょ?崇高でしょ??みたいな。

 

ただ、その辺を読んでてちょっと前に読んだ本に似てるな〜って思って探したんだけど、ここに書いてなかったみたい。

入院中に図書コーナーで読んだパトリック・マックールの「ザ・シークレットローズ」という本で、ノーベル文学賞を獲ったアイルランドの詩人イェイツって人の詩に世界の破滅の予言を読み取る、みたいなどっちかって言うと本物のアレな本なんだけどw

でもそうは言ってもノストラダムスの大予言的な感じというより、元々このイェイツって人は、仏教とか日本の禅や能に影響を受けててそういった思想に基づいてるというか…簡単に言うと輪廻転生みたいな?

人間の生も死も一定の法則に従っているっていうことを説明してる感じかな?

この一定の法則に従っている、って言う所が吉村さんの小説で書いてる部分と似ていたの。

つまり、人間は元々決められた法則に基づいて生きているのだから、自分が何かを選択し決定して生きている訳ではないってこと。

ただ、根っこは同じかもしれないけど解釈は多分大きく違っていて、特にイェイツの方は詩人だけあって、私が読んだ限りではだいぶロマンティックな感じだったし(笑)

イェイツはアイルランド人ってだけあってケルト文化にも影響を受けていて、それが後に同じノーベル賞作家で日本人でもある大江健三郎さんやビートルズや、スティーブ・ジョブズにも影響を与えたっていうのはなんか興味深くないですか??

吉村さんの方は決してお勧めしませんが←、このイェイツの本の方は機会があれば1度読んでみてもいいんじゃないかな?と思います。




考えちゃうね…

今朝は怠くてなかなか起き上がれなったんだけど、ゴミ出しもあったし掃除もしたかったので思い切って起きて無理矢理身体動かしたらなんとかなった。

けどいろいろ動き過ぎた所為か、胸の傷が時々痛いと感じる。

でも今日は治療の後帰ってからも図書館行ったり振り込み行ったりしてた所為か、寝込まずに済んだよ。

先月の入院手術の分の保険も下りたし、一先ず安心したのもあって、ようやく嘘戦のブルーレイBOX買うことにした(笑)

とにかく見習いかじゅきことふーちゃんが、特典映像でもカワイイを更新してる(o´ω`o)と評判なので楽しみ♡

あと前からずっと素敵だなって思ってた財布も思い切って。

今のヤツ、もうかれこれ5年位?使ってたからねー(^^ゞ

本当は財布って人からもらった方がいいらしんだけどね★

 

さて、本題。

森山東さんの「デス・ネイル」と宗田理さんの「13歳の黙示録」読みました。

 

森山さんの方は前回の「町」と同じく、病院の待ち時間に読もうと思って借りた文庫でホラーなので…まぁうん(^^ゞ

表紙がね、写真撮り忘れて返しちゃったからもし良かったら画像探して見てみていただければと思うんだけど、ちょっとインパクトあるというか気持ち悪いけどステキというか…CDとかで言う所のジャケ買いみたいなw

表紙に釣られて、みたいな所もありました(もちろん裏の粗筋読んで面白そうだとも思ったけどね)

主人公のネイリストの卵が、ボランティアで老人ホームに行ってあるおばあちゃんのネイルをやってあげたんだけど、そのおばあちゃんが数日後に亡くなって。何故か形見に老眼鏡をもらうんだけど、それをかけると不思議な物が見え始め…っていう感じ。

まぁそんな長編になるネタでもないとは思ったけど、主人公が急変したら辺のこととか、最初にデスネイルを知るのとボランティアに行くキッカケになった憧れのネイリストのこととか、ちょっと物足りないかな?って部分があって、その辺もう少し書いても良かったかな?と。

他に短編があったけど、そっちはひたすらキモチワルイって感じと、あとはホラーだけどちょっといい話?っぽいので、やはりこの表題作が1番面白かっただけにちょっと勿体無いというか残念感が。

ちなみに、デスネイルという病気は実際ないと思うけど、体から樹みたいなものが生えたり指先〜手が樹みたいになっちゃうっていう病気は、以前仰天かアンビリで見た気がする。

もし本当にあったら、それに似た感じかな〜?

 

宗田さんの「13歳の黙示録」は実は、以前もちょろっと書いたけど、ママが多分病気になる前に読もうと思っていた本のリストを書いたメモが出て来て、その中にあった1冊でした。

見付けてすぐの時はあんま気にならなかったんだけど、最近何故かまたふと思い出して読んでみようかと。

まぁいわゆる少年法の絡んだ事件の話なんだけど、これ書かれたのが2000年だから今から17年前か…当然取材やら何やらで書くのに2年半かかったって宗田さんがあとがきで書かれてるから、90年代後半、そうだね、ちょうど学級崩壊とかが問題になり始めた頃だったか、少年事件としてはあまりに有名で衝撃的だった神戸連続児童殺傷事件があった頃だね。

私、というか私を含め中学からの友人達は当時の担任の先生と仲良くて、未だにご飯食べに行ったりするんだけど、当時現役の現場の先生として実際直面してる問題とか色々話したのを覚えてる。

そしてちょうどママが入院している時に、その時の被害者の父親だっけかな?が書いた手記も読んだことがある。

ただ、自分が中学生の頃を思い出してもその頃や今程ではないけど単純に子供は天使とか無垢だとか、そういうのは無かったよね。

もちろんもっと単純でいわゆる子供だったけど、まだ私達が当事者だった頃は。

でも、大人がどんどん生き辛くなったり、大人になりきれない大人が増えるのだから、子供の世界だって比例して変わっていくのは必然だよね。

だから、前半の主人公中学教師千佳がどうしてそんなに純粋に子供を信じるというか疑わないのか、「まだ13歳なんだから(そんな大人みたいなこと言ったりやったり考えたりしない)」みたいな考えは共感出来ないというか不思議というか…。

いくら17年前だったとしても、そんなそこまで純粋な先生はいないんじゃないかなぁ…と思いながら読んでました。

というか、自分を振り返っても、13歳だからこそ、本当はそうじゃないけど自分はいっぱしの大人だと思ってるってとこもあったしね。

そういう意味でワルだから言うことを信用できない…っていうのより、子供だから○○、みたいな決めつけがイチバン良くないんじゃないかなと。

17年経ってもイジメとかは無くならないし、どころかより狡猾に陰湿になっていってるけど、逆に17年経ってもそこまで比例して凶悪事件が低年齢化してるとかでは意外とないのかな?とは思ったけど。

まあその分取り巻く環境もそう変わってないというかね、被害者やその遺族に対しての配慮とかそういう面でも未だに加害者の方が守られてるっていう感じは否めない。

だから、後半何故少年が殺人を犯したかってことが分かった辺りからどんどん、言い方は悪いけど面白くなってぐいぐい引き込まれて読んでしまった。

まさに、因果応報ってことだよな、と。

加害者が未成年場合、更生だとか、あと心神喪失とかで責任能力が無いとか色々もちろんあるけど、それでも何の罪も咎もなく命をその先の人生を奪われた被害者とその遺族が、守られることがなにより最優先でなくてはならないと私は思うんだけどなぁ。

その辺があまり変わっていない、ということが問題だよな、と思ってしまった。

 

 




いまいち…^_^;

栗本薫さんの「町」読みました。

 

主人公の男が、嫌気の差した恋人を殺して埋める為、遠くの知らない場所を目指して車を走らせ、辿り着いた町はどこかおかしかったー、みたいなホラー。

 

栗本さんといえば「グイン・サーガ」「魔界水滸伝」なんですが、私は多分ちゃんとは読んでないんですよね(^^ゞ

なのでほぼほぼこちらが初見です。

今は毎日病院なので、待ち時間に読む為に文庫サイズの物を借りようと思ってみていて。

文庫なので裏表紙にあらすじみたいなのが書いてあるんだけど、それを読んでまぁオチというか全体的に展開とかも読めちゃうけど、以前読んだレイ・ブラッドベリの「刺青の男」の中に収録されたやっぱり「町」というタイトルの短編が面白くて、似た感じかな?と思って期待して借りてみました。

 

…ん〜、正直期待外れでした(^^ゞ

というか、主人公の(彼の恋人もだけど)口調がどうにも受け付けなくて…イラッとするというかムカムカするというかキモチワルイというか…とにかく、読んでてあまりにもなんだこれ!?ってなって、こんなにも「もうなんか読むのヤダ〜(>_<)」ってなる本は初めてかもしれません、ホント読み進めるのが苦痛で投げ出したくなりました(-_-;)

例えば、脚本家のはしだすがこが「渡鬼」で設定とかストーリーは時代に合わせるというか流行の問題を取り入れるのに、その台詞や言い回しは古臭いままで、しかも子供や若い子なんかもそれだからいやいやおかしいよそんなん言わないだろwwwみたいな感じ?

口調というか言い回しがあんまりにも古臭いから、思わずこれ、一体いつ書かれたの!?って調べちゃいましたもん(^^ゞ

そしたら1997年で20年前…、う〜んでも当時この主人公と同世代だったけど、こんな口調っていうか言い方とか言葉は既に死語っていうか、当時でもこんなん言ってるヤツなんて同世代にいねーよ!!って感じなんだけど。

こんなん使ってたのなんて、ウチらの一回り上の世代とかじゃないのかな〜??

それこそまさに、栗本先生が当時自分の記憶とかから一生懸命若い子の使いそうな言葉を無理繰り思い出して使った?みたいな(苦笑)

いやいやいや、そんな無理せんでも普通でええよwwwって感じ。

…まぁ百歩譲って、主人公の男がいわゆるしょーもないダメ男、ルックスだけしか取り柄のない中身のないヒモのクセに自己評価だけは高いクズ男で、それをキャラクターとして強調する為になのかもしれないけど…。

例えばスケ(女)だの、マブい(綺麗、イケてる)だの、バーロー(馬鹿野郎)だの。

もっとも、レヴュー見たら他の方はあんま気にならないらしく、その辺触れてる方はいなかったんだけどね★

とにかく私はダメでした(>_<)

なんかあまりにそれを強調したいのかもしれないけど、やりすぎっていうか滑稽なくらいだし陳腐で浅はかな手段だと思った。

レイ・ブラッドベリの「町」の方だって、それこそ1950年代に書かれた物だから古典とも言えるくらい古いし更に翻訳だから、そういった意味で読み難さはあったけど、それが気にならないくらい引き込まれる面白さだったからな〜。

 

お話自体も、なんていうかまぁホラーだからこんなものかって感じで…スッキリしないというか。

かと言ってめちゃくちゃ怖い訳でもなく…。

ちょっとネタバレになっちゃうんですけど、町が、というかそれを構成する物(人はもちろん店や駅や電車や全てがそれぞれ)が幽霊だってことなんだけど、まぁ恋人は殺されて死んだからそこに属する、というのは分かるんだけど、主人公は結局幽霊によって殺されたという訳ではなくどちらかと言えば生きたまま?取り込まれたという感じで、それは何故!?とも思うし(まぁそういう状態で永遠にそこ(死んだ町)から出られないというのが恐怖で罰ってことなのかもしれないけど)、回収されないままのフラグ?があるのもなんだかなって感じ。

例えば主人公が異様にカレーだけは嫌だ!ってしつこく言うのが書かれてるのに、何故かは書かれてないし結局本筋とは関係無いし、良く出てくる花の描写も特に死者の花とかいうような感じでもなく関係なさそうで、だったらそれ省いてもっと短くても良くない!?って思ったw

総じていうと、要らん表現が多くて台詞や登場人物がつまらなくて、せっかくのネタが勿体無いって感じ?

ま、ひょっとしてインスパイアされて書いたのかな?って思ったレイ・ブラッドベリの方の「町」は、町自体が生きてるっていうSFホラーだから、そこからもう違うんだけどね。




面白かったー!

先日観た映画「お嬢さん」の原作本、サラ・ウォーターズの「荊の城」読み終わりました!

いや〜面白かったですよ!

以下、映画と比較しながら粗筋は書かないのにwナチュラルにネタバレかますので嫌な方は飛ばしてくださいねw

(ちなみに、映画の方の感想は5/25付であぷしてます)

 

映画と同じく3部構成で、1部が侍女視点、2部がお嬢さん視点、てとこは一緒だったんだけど、2部の途中(下巻に入った辺り)から、映画とはまたちょっと違った展開になってきて。

それまでは、これは翻訳本特有というか、翻訳本だからなのかは分からないんだけど、なんて言うか説明的な言葉が多くてそれがかえってややこしくさせるというか読んでるとだんだんダルくなるというか…だったのね。

ホラ、例えば部屋の様子がどうなってるのかとか、お嬢さんの服装がどうだとかは、映像なら一瞬でコッチを納得させるじゃないですか、そういうとこの感じがまだるっこしいというか。

まぁその辺は私が先に舞台が違う(映画は朝鮮、原作はイギリス)とはいえ映像(映画)を観て、何となく雰囲気みたいなものというかイメージがちゃんとあったからかもしれないけど(^^ゞ

とにかく、正直2部の途中(上巻)まで、くどいようだけど決定的に舞台が違うことによる多少の差はあれど、比較的映画版が原作に忠実だったこともあって、なぞって思い出してる感じで集中力が続かず、休みを入れながら(数日かけて)読んでました。

 

ところが、2部の途中、映画版と若干違い始めた辺りから、「え?そうなの?」って感じで「え、これちゃんと映画版みたいなハピエンになる!?」って驚くような展開が続き、そこから一気に3部まで読み切っちゃいました!

ぶっちゃけ、原作の方が更にエグイというかお嬢さんも侍女も嫌で辛い目にあうし、信じてた人に裏切られるし、紳士は本当にクソ野郎だし、映画版では出て来ない人もいるし、てか映画版ではちょい役な人が本当はキーパーソンなのに!とかあるけど、確かにそこまんまやったら、3時間でも収まんないなって感じだからね(^^ゞ(ちなみに諸々端折って良い感じに繋げた映画版はそれでも2時間半の長さだったw)

映画はいい意味でよりエンターテイメント作品としてポップに仕上げたということが分かりましたw

映画の時の感想でも書いたけど、舞台を韓国(朝鮮)にしたことで、より隠微な背徳的なエロスの雰囲気が醸し出せたと思うし、私は全体の雰囲気としては映画の方が好きです。

ただ、原作は視点が変わるだけでなく二転三転するのも映画より深く重く、重厚で、そして最後まで読むととても良く練られていて最初からもう1度読みたくなるような、納得の面白さなのです。

ただ、1つ残念なのは、お嬢さんと侍女がお互いを想うようになる過程というか、好きになる気持ちの変化の辺りが今一つ表現不足というかすんなりは入ってこない、っていうのとあ、1つじゃねーやw もう1つは、変態クソ野郎の伯父がお嬢さんにヒドイ仕打ちをするんだけど、その辺も基本的には最後くらいしか具体的な描写がないのでハッキリしないとこかなぁ。

そのどちらも、映画では分かりやすいというか、すんなり入ってくるから。

 

でも小説でしかというか小説だからこその良さもやっぱあるんですよねー。

例えば、先に書いたことと矛盾するかもしれないけど、景色とか体つきとか、映像として見れば一瞬で分かることを説明するのに言葉を重ねなきゃならないのは面倒ですが、心の中で何を思っているか感じているかというのは、モノローグでもなければ表情だけでは分からないこともあるし。

自分の中にある、またはなくてもそうなのか!って思い起こさせるあるいは想像させる、ハッとする表現にあうとちょっとした感動と言うか、震えますね。

これは、小説(読むこと)でしか味わえない感覚だと思います。

この本も、読み続けるのがちょっとダルイな〜って思っていた上巻の最後50P辺りで、初めてそう思った表現にあって、そこから読み進めるスピードが集中力がグッと上がりましたもんw

特に最後、映画版のラストシーンも倒錯的というか背徳的で淫靡でエロくて可愛いハピエンでとても好きだけど、原作の最後は伯父が亡くなって、でも財産は侍女の振りした掏摸で実は本物のお嬢さんの物だから、と自分は今迄伯父にさせられていた酷いこと(まぁ最後にネタバレで言うと、変態クソ伯父のやっていたことはエロイ本の収集編纂で、それを姪であるお嬢さん(本当は掏摸の実の娘)に手伝わせたり城に呼んだ友人達の前で朗読させたりしていた)しか出来ることが無いと、そういった話を本にして生計を立てるっていうんだけど、想いの通じた侍女は字が読めないから「なんて書いてあるの?」と聞かれ「あなたにしてほしいことがたくさん…」って言うんですよ…!!

いやえっろ!!www でもなんとも可愛いじゃないですかー、そしてシャレオツでやんすwww

この一言でもう完全ノックアウトっすよ、ワタクシはすっかり。

いやーもう、こういうのがあるから、本を読むことはやめらんないんですよねー。

 




う〜ん

あんまし薬に頼りっぱなのも良くないかなぁと思って、昨夜は眠剤を飲まなかったんだけど、そしたら結局寝(れ)たの朝方の5時よw(起きたのは4時間後)う〜ん、どないしたもんかねぇ。

あと、牛乳が切れそうだったからさすがにちょっと重いし…と思って、閉店間際(21:30頃)なら道も空いてるし大丈夫かな〜?と、本当はまだちょっと怖いんだけど車運転してみました。

…うん、やっぱ日中はまだやめとくわ(^^ゞ

オートマなんだけどさ、ハンドルきるのって案外力いるんだね(特に90度くらい曲がる時は)

 

さて、そんなこんなで昨夜眠れなった間に読書進みましたw(もちろん度々姿勢は変えながらですが)

志賀晃さんの「スマホを落としただけなのに」と佐島佑さんの「ウラミズ」読みました。

 

志賀さんの方は、ついこの間の「このミス」大賞の最終選考に残った作品ですね(知らなかったけど)

ちなみに大賞獲った「がん消滅の罠」については予約していて順番待ち中ーw

なんだろうなぁ、面白かったよ。

日常に潜んだ恐怖で誰にも起こり得ることがキッカケだし、結構リアリティある感じだし、知ってるようで知らないことが分かったりとか。

例えばハッカーとクラッカーの違いとかね。マスコミがキチンと伝えない所為できっとほとんどの人ハッカーって犯罪者って思ってるもんね?

あとSNSで安易に個人情報曝け出してるあまりに無頓着な人がどんな目に遭うかとかねw

ただ、事件そのものとか最後のどんでん返し的なとことかは、まぁそんなに驚かないというか予想は全然つくかな?

他にも細かいこと言っちゃうと足りないとか薄いとか色々突っ込みどころあったりもするんだけど、なんて言うのかな、話の進みのテンポがいいっていうのか、視点も結構変わるんだけどそこまで訳分かんなくなんないし、適当に次が読めてやっぱりね〜みたいな感じも読み易くて。

最後の最後の展開がいらんなって思ったけど、充分面白かったと思います。

あ、でも解説を書かれている方のあまりの絶賛ぶりにはちょっと引くわ、そこまでではないだろってwww

 

次に「ウラミズ」は、それこそ先日読んだ「かにみそ」が日本ホラー小説大賞の優秀賞獲った時の読者賞の作品で、「かにみそ」に掲載されていた選考委員の評を読んで気になったので借りてみました。

なんだろうなぁ…題材的には折角面白いネタなのに、なんか惜しいなぁ、という感じ?(まぁだから読者賞だったのでしょうけど)

なんていうか、漫画かラノベみたいな感じ(^^ゞ

ま、結局生きてる人間がイチバン怖いって話だねw




入院中に

読んだ本の感想です。

今日も今日とて暇なので、洗濯物の乾燥待ち中に(笑)

 

倉狩聡さんの「かにみそ」と竹内薫しさん藤井かおりさん共著の「猫はカガクに恋をする?」

 

まず「かにみそ」ですが、前回「今日は犬の日」を読んだ時に、こちらの方が良かったというレビューが多かったので。

もちろんホラーだしスプラッタなところもありますが、確かにカニのキャラの所為かちょっとほんわかしたファンタジー風味もあったり?

まぁ泣けるってほどでもなかったですけど。

どこか愛らしさを感じさせるカニは、親やおじいちゃんおばあちゃん、近所や学校の先生、そういった周りの大人達が本来なら教えたり諭したりしなければならなかった本質的なことを、教える役目だったりしたのかなぁと思いました。

情緒とか想像力とか欠けた無気力な現代の若者たる主人公にとって。

本当にカニのキャラがいいだけに終わりが切ない。けど、主人公の成長は明るく希望がある感じ、

同時収録の「百合の火葬」の方が正統派ホラーっぽい感じですね。

悲しみの記憶を失うのは一見いいことのようにも思えるけど、それでは人はやっぱりダメなんだということでしょうか。

 

次に「猫は〜」ですが、うーん、これも本から出て来た不思議な猫が過去に連れて行ってくれるファンタジーですが…変に猫が喋ったりとかしないで猫らしいのは良かったですね。

あと科学の話も分かりやすくて面白かった、香鈴ちゃんと健史さんのキャラも。

ただなんとなく主人公に今ひとつ魅力を感じないのと、史実が変わっちゃう的なのもさすがにちょっと。

あと最後のタイムリープ?だけは科学に関係ないしあまりに都合良すぎかなぁ(^_^;)と。

そんな感じですね。




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一筆奏上!
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