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ん〜

2017.11.27 Monday | 03:44

朝井リョウさんの「何者」読みました。

 

以前インタビュだかエッセイだか対談だか忘れちゃったんだけど、何かでこの方のを読んだ時「あ、駄目だ…私この人合わない」って思ったので、作品を読んだこともなかったし読む気もなかったんです。

ただいくつかの作品はあらすじ的なことは徹底的にシャットアウトしない限り、ある程度入っては来るので一応知ってはいてこの「何者」も就活する若者の話っていう認識でした。

それがちょっと前にやはり何かの番組でこの作品のことを話している中で、SNSの裏垢がどうこう〜ってあって、あそうなの?それならちょっと興味あるから読んでみようかな〜となって図書館で借りてきました。

 

そうですねぇ…思ったよりはダメじゃなかった&話の内容は思ってたのとちょっと違った…かな?

なんせ主人公の拓人がSNS依存症でちょっと拗らせてるのはわかったから、いつその裏垢が出てくんのかと楽しみにしてたのに、P半分超えても出て来ないんだもん(まぁ結局それまでの心情描写でほとんど出てたことだったけどさ)

それにしても基本的にみんなイタイしデフォルトかもしれないけど、周りにいるいるこういう人!ってのはある感じ。

みんな誰かしらに共感するというより、当て嵌まるから読んでてちょっと気まずいというか自分の嫌な所を剥きだしにされてるみたいで居心地が悪くなるかもしれない。

私自身は多分拓人タイプで、だから理香とか隆良みたいなまぁいわゆる意識高い系?タイプがすげー苦手だし馬鹿にしちゃうwww

だから瑞月さんが隆良に「逃げてる」って言った時はすげースカッとしたけど、ただその例えはいまいちピンと来なかったわwww

それと就活って転職の場合も同じで確かに書類(履歴書)だけで落とされたりが続くと本当メンタルやられるっつーか、凹むよね、自分が世の中から全否定されたくらいの気持ちにもなる。

ただ、「何者」かになるって、そんな大事かな?って。

例えばスポーツ選手や芸術家、芸能人にしろプロと呼ばれたりそれでお金を稼ぐことが出来る人、一芸に秀でた人を「一角の人物」とするなら、その対極にあるのが「何者でもない人」という感じなんだと思うんだけど、それで言えば世の中には「何者でもない人」の方が圧倒的に多くてそれが普通、当たり前のことじゃん?

それに「何者でもない」けど、でも決して同じ人は2人と居なくてそれだけでオンリーワンな訳で。

まるで「何者でもない」その他大勢の中で埋もれるのがスゴイ悪い事みたいだけど、違うよね?

まぁ単純に他者からの承認欲求みたいなことなのかもしれないけど…。

結局、自分がどうしたいか、ではなく他人から自分がどう見られるか、が大事で自分は他人に認められたい褒められたい、でも他人のことにはさらさら興味無いってのが本音なのかな。

一角の人物になるってことは個性を伸ばすってことでもあると思うんだけど、個性が大事、個性的な方がいいと持て囃される反面、学生の時は特に出る杭は打たれがちだし、誰かがいいと言ったら右に倣えで飛びつくし、他人がいいと言ってれば安心、みたいな風潮じゃん。

ほんと矛盾だらけだよね。

あと、レヴュー読んでたらエグイほど時代を切り取る力がスゴイ、みたいに書いてる人がいたけど…うん、まぁ。

就活とかSNSがたまたまファクターなだけで、こういう人はいつの時代も変わらず居たと思うけどね?

まぁ私はツイもFBもやらないし就活も当然しなかったから、ちょっと傍観してる感じでへ〜振り回されて大変だね〜って見ちゃうし、そういう意味では単純に知らなかったことを知れて面白かったかな?

本当に今いまだったら、インスタ映えを気にしてそれに執着して振り回されて人生狂ってく…みたいなのも書いてもらったら面白いかも。

…なんか字面だけで見るとコメディになりそうだけどw


合わないwww

2017.11.18 Saturday | 18:06

録画しておいた「読書芸人」見たんだけど、相変わらずというかやっぱりあんま合わないなぁ…(^^ゞ

特に又吉先生と光浦さんが私は合わない感じ★

あの2人、同じ本選んでること多いから…もっと違う傾向の趣味の人を入れて欲しいわ。

東野さんとカズさんのはちょっと読んでみたいと思ったのあったし。

つか眉村先生のは、かなり前の作品だよね?

この本を元にした映画をつよぽんがやったけど、それ以前に何かで紹介されてたのを読んで、いつか読もうと思ってたんだけどなにしろ私もママを亡くしたばかりでのこれはちょっと辛すぎてね、結局読まないままになってたんだよ。

映画も観られなかったし。

…これも何かのキッカケだし、読んでみようかな。

 


あんまり

2017.11.14 Tuesday | 12:25

ジーン・ウルフ「書架の探偵」読みました。

 

昨日も書いたけど、先日観た「ブレードランナー」が思いのほか心に残っていたのか、図書館で見かけて本(図書館?)+SFミステリってことでこれはもう読まなきゃ!となって借りました(笑)

でもなんだろう…確かに近未来(二十二世紀)の設定だし、空を飛ぶ車的な物だったり家事や大抵の仕事はボットと呼ばれるアンドロイド的な物がしていたり、といったいわゆるSFなんだけど、普通にハードボイルドミステリーを読んでる感の方が強かった…。

まぁ主人公がハードボイルドとはほど遠い感じの、しかも複生体(リクローン)なんだけどね(^^ゞ

複生体(リクローン)というのは生前の脳をスキャンし記憶や感情を備えた、作家の複生体(リクローン)で、図書館に収蔵されている『蔵書』ならぬ『蔵者』。

つまり図書館に行って本を借りるように、例えばこの小説の主人公である生前推理作家であったEAスミスの複生体(リクローン)を借りだすことが出来る、作家本人から話を聞くことが出来るってことなんです。

すごい面白い設定ですよね。

しかも複生体だから、普通の本がそうであるように、特に人気であればそれぞれの図書館に同じ作家の複生体がそれぞれ居たりする訳です。

そして当然人気が無ければ(一定期間借りだしされなければ)処分(焼却)されてしまう…。

生前の記憶と感情はあっても、所詮複生体だからその固有の感情やなんやはない、というか人権みたいな物は無い扱いなんだけど、当然そんなことはない訳で…。

「生前の私はこれこれやったことはあるけど、この私はない」みたいな場面も多々あって。

その辺はクローンやAI?アンドロイド?そういったモノには付き物の切なさみたいな感じですが…。

ま、とにかく、とある女性が彼の著書を父親の遺品として渡されたことから本に込められた謎を解く為、その蔵者である主人公を借り出す、みたいな始まりです。

肝心の本に込められた謎部分(つまり父親の秘密)に関しては、そこだけなんか唐突にワザとらしいほどSFチックというかなんか違和感を感じるというか笑っちゃうほどファンタジーなんだけどw

まぁそりゃ秘密にしたくなるわなとは思うし、主人公が暗に闇に葬ったのも分かる気がするかな?

その辺のSF的な要素も勿論ですが、色々な所で古典?の本(作家)へのオマージュみたいなものもあってそういう面白さもあります。


古くて新しい

2017.10.31 Tuesday | 12:37

小松左京さんの「アメリカの壁」読みました。

 

前回も書いた「そこまで言って委員会」を見ていて、そこで40年も前に書かれたこの話が今のアメリカの状況に似ているというか予想してたみたいだ、と話題になっていて気になったので。

トランプになって自国第一主義な一方でどこか閉鎖的になっていく感じが、読んで確かにって思った。

これはお話だしどちらかというとSFっぽい感じなので、まぁ大枠ではもちろん有り得ない設定なんだけど、『壁』を何の揶揄捉えるかってだけで本当に現在に通じる。

実際ベトナム戦争後にある程度近い状況だったとか、小松先生の洞察力がすごいのもあるんだろうけど、もし“SFだしまぁ有り得ないだろう”と思って皮肉で書いたのが、今になってここまで酷似してくるっていうのは、ある意味面白いし怖いわな〜。

これは「ノストラダムスの大予言」ばりになっとるwww

さすが小松御大って感じ。

私が借りたのは文庫で他にもいくつか短編が収録されてたのだけど、そのどれもがそれなりにといったら失礼かw普通に面白かった。

40年も前に書かれたものなのに。

例えばスマホだったらポケベル(が出てくる訳ではありません)みたいな、さすがに書かれた時代背景があって確かに古臭い部分もあるけど、それは当たり前だし、それを鑑みても十分読ませる。

以前借りた森村誠一さんもそうだったけど、やっぱりそれだけ実力のある作家さんなんだなぁと改めて。

特にSF小説は、それが書かれた時代では最先端の未来予想図で今読むと笑っちゃうところもあるんだけど、その時代にその発想が出来るなんてスゴイし、それを抜きにしても面白いことが多いよね。

以前感想書いた「月は無慈悲な夜の女王」然り「夏への扉」然り。

 

あと古典のSFで思い出したのだけど。

それこそSF映画の金字塔と呼ばれる「ブレードランナー」が、続編が公開された為か先日TVで深夜に放送されたのでそういやちゃんと観たことなかったな?(SF好きじゃないので(^^ゞ)と録画して観てみたんですよ。

奇しくもコレも、確かに今観ると諸々古臭いけれどもある意味普遍的というか、根底は変わらず今でも十分通じる面白さがあった。

でもこれ、公開当時は逆に新しすぎて?あまり評価は高くなかったんだよね。

まぁリドリー・スコットはそもそも評価が分かれるというか、良い時と悪い時の差がある人だしなw

でもあのルトガー・ハウアー演じるレプリカントの最後のシーンは、傑作だと思う。

 

とにかく、本にしても映画にしても、古典でも今でも残る名作と呼ばれる作品は今読んで(観て)も面白い!ということですな^^

 


正直

2017.09.04 Monday | 16:58

えと、久々の読書感想です(^^ゞ

いやずっと読んでなかった訳じゃないんですけどね?

なんか感想を書く程でもないな〜って感じのものが多くって…一応備忘録のつもりではあるのですが、これからは記憶と記録に残しておきたい作品だけにしよっかな?って。

なんかキリもないですし…、映画はどんなにツマラナイな〜って思っても何かしら書けるんですけどね?

本はなんでかムズカシイです 汗

 

さて、今回読んだのは岩木一麻さんの「がん消滅の罠 完全寛解の謎」です。

 

いやまぁこれ、言わずと知れた第15回の「このミス」大賞の作品で、念の為に言っておきますと自分が癌だって分かる前に予約したんですよ。

自分が癌患者だから興味を持った訳ではないです(笑)

で、肝心な感想ですが…う〜ん、正直微妙(^^ゞ

 

題材というか着眼点は面白いんです。

ただ、なんていうか…難しい専門分野の話だからある程度説明文が入るのは仕方ないんだけど、それが延々と登場人物の会話文だけで、だったり、主人公の奥さんていう医療関係者じゃない人物をファクターとして読者に分かりやすくするみたいなとこだったりが、稚拙っていうか。

小説じゃなくて、脚本みたいな感じ?

でも、だったらもっと分かりやすく、読み易く書けるんじゃない?っていうか。

とにかく前半はそんな感じで苦痛でなかなか読み進められなくて、この程度の長さ(300Pちょい)なら1日あれば余裕で読み終わるわ〜って思ったのに、途中途中読むのイヤになって他の本読んだりしちゃってスゲー時間かかった汗

後半やっと面白くなってきて、結構どんでん返しみたいなおおっ!てなこともあったけど、でもなんかなぁ…っていう後味の悪さだったり、多分続編というかそういうのを考えてるんだろうけど、だったら最後は完全に蛇足というかって感じで…。

特に本当に最後の1文はえっ?とも思うけど、なんかう〜わ、ダッセ!!みたいな、折角の話を一気に素人くさくしてしまったというか…残念かつ勿体無いとしかw

 

とにかくネタ自体は本当に面白いしいいと思うので、文章力というかそういうのがね…もうちょっとついて来れば…。

まだまだだな、って感じ。

 


ヤバイ…

2017.07.27 Thursday | 23:59

柴田よしきさんの「聖なる黒夜」読みました。

 

以前、柴田さんの別の小説を読んだ時、私的にはぶっちゃけ大ハズレ(失礼)というか…もう他のも読まないかな〜って感じだったんですが、1作だけ読んで判断するのもアレかなと思いながらレビューを読んでいたら、どうやら柴田さんの作品の中ではこちらが代表作らしく。

あらすじを読んだ感じまぁまぁ面白そうだったので、借りてみました。

 

一言でいうと、面白かったですよ!

以前読んだお話と全然違うというか…え、同じ作家さん?ってくらいw

ビックリしました(笑)

 

登場人物も多いしそれぞれがキャラ濃いしw、過去と現在を行ったり来たりだし色々フラグ立ちまくりで複雑で面倒くさいんだけど、それでもわりとすんなり読めるというか。

なんだろう、不思議な感覚でした。

人によっては、というか大多数の人が恋愛小説だっていうのも分かるけど、一応はミステリ?推理?小説なのでネタバレしないでおきます。

ただ、私は恋愛小説は好きじゃないし、この作品をそういう側面だけで読むとイマイチになります。

つか、ゲイとかバイとかが出て来すぎwww 主な登場人物みんなそうとかって、どこのBLラノベかっつーくらいwww

確かに刑務所とかヤクザとか大学の運動部とか、ある意味特殊な環境の所為ってのもあるけどさー。

こんなみんながみんななんて…いやいやいや、ないないないwww

他がすごいいのに、この点において一気にリアリティーが欠けちゃうよ(^^ゞ

私も大概腐ってるけど、これはダメ。

何でもかんでも全員が全員は。

しかも、普通に露骨に直接的表現があるんだもん。

いやーそういうの、逆に萎えるわー、つまんないわー。

なんていうかさぁ、そういう気持ちがあるっていうか…精神的な繋がりというか相手への執着とかそういうのを匂わされて、これアレだよねーって、こっちが勝手に妄想するのが楽しいんじゃん、醍醐味なんじゃん!

って私は思うwww

ま、普通のミステリ小説として読んで面白いと思う、私的には。

それ以外はぶっちゃけ要らんw

だってそしたらもっと短かったもんね?

 

単行本の上下段/Pで672Pですよ?厚さで言えば5cm位?

読みながら持つの、重くて敵わんっちゅーねん!!

後半次々フラグ回収され始めていよいよ面白くなってきて夢中になって読んでたら、すげー右腕に負担掛かっちゃってて。

術後、採血や血圧測定をしないのと同様に、重い物を右腕で長時間持たない様にとか注意されてたのにwww

その所為か分からんけど、胸の傷が直接痛むことなんて滅多にないのになんか痛くなったからね!?

もうー買い物とか気を付けてるのに、油断したわー(^^ゞ

 

ま、取り敢えず恋愛的な目線では好きじゃないし、この2人もそんな魅力を感じないけど、単純に事件もののお話としては面白かったし、他にもあるらしいからちょっくら読んでみようかと思ってる。

 

 


優しくて癒される

2017.07.17 Monday | 23:35

村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」読みました。

 

本屋大賞に選ばれた作品ですね。

もちろん好みとかありますから毎年ふ〜ん、て感じですし、特に今年はその中の数冊を読んでてイマイチだな…と思っていたので、個人的には本屋大賞とは合わないかな〜?っ思ってたんですが(西さんとか選ばれてるしね)

 

粗筋的なことはどこでも読めるので割愛してw

いや〜私は好きでした!もうね、ちょっと読んでは泣いて、鼻かんでやっと涙とめてもまた数行読むと泣いて…特に中盤以降は泣きっぱなしでした(^^ゞ

書店員から作家になられて、その辺のお話をたくさん書かれている大崎梢さんと似た感じですが、私はこういった話好きです。

レビューを見ると、出来すぎというかファンタジーっぽいというか、いい人しか出て来なくて上手く行きすぎって書いてある人もいましたが、そんなことないと思います。

主人公が置かれた幼い頃の環境は決していいとは言えなかったし、職場を追われるキッカケの万引き事件だって陰湿な嫌がらせというか正義を(それも間違った)振りかざした悪気のない、でも確実に悪意を持った人達が出て来てるし。

 

…まぁ確かに、決して起こりえないことを書いている訳ではないけれども、何もかもがこうも上手く重なる!?ってのはあるし、ちょっと周囲の人物配置に関してはズルイなぁってのもあるし、少女漫画チックな所もあるけれどもw

個人的には恋愛の要素は要らないし、人気作家とのエピは次に使いたいのかな〜?って感じの引っ張りを感じて、完結しないならちょっと今回入れたのはちょっとあざとくて嫌かなってのとかはあるけど、周囲のキャラが立ってて面白い人が多いので単純にその後が気にはなるかな?

特に元の職場の店長と桜風堂の祖父と孫が好き。

全然関係ないのだけどコレ実写化したら、元の職場の副店長は吾郎ちゃんがいいと思う!(笑)

あともう年齢からいうと全然ダメなんだけど、孫はしょりたそのイメージw

 

真面目な話、これは確かにご都合主義な甘い話かもしれないけど、優しくて確実に誰かを癒すならそういう話もあっていいと思うんだ。

それこそまさに、作中で主人公が売ろうとする本「四月の魚(ポワソンダブリル)」を紹介するのに「優しい物語です。涙は流れるかも知れない。けれど悲しい涙ではありません」と書いた、そのままだと思った。

 

主人公が幼い頃に体験したこと、辛さは私の比にはならないけれど、本当になんていうか共感する部分が多くて…。

特に、そのことを元の職場の店長さんにちょっとだけ話すんだけど、「必死に叫んでも、どんなにほんとうのこと話しても、すぐそばにいるひとの耳に、言葉が届かないこともあるんだな、って。それを思うと、誰にも、何もいう気持ちになれなくなることがあるんです」って言葉が、そうなんだよなぁって。

まさに今もそうだけど、ママを亡くしたばかりの頃もそうだったなぁって。

…だめだ、今ちょっと読み返しただけでも泣ける(^^ゞ

 

近い内にちゃんと購入して手元に置いておくようにしよう、うん。


読書感想まとめ

2017.06.22 Thursday | 19:10

朝まで眠れない日が続くので、読書は進みますね(^^ゞ

そんな訳で。

 

村田沙耶香「授乳」

森村誠一「魔少年」

和田はつ子「密通」

 

どれも待ち時間用の文庫本です。

まずは村田さんは以前読んだ「殺人出産」が面白かったので借りてみたのですが…う〜ん、相変わらずというか結構、女性の書き方がエグイかなぁ…と。

簡単にいうと、主人公がちょっとどころかだいぶ病んでる女性ばかりですね(^^ゞ

誰にもなんにもどこにも共感出来るところがないのに、あ〜なんかどこか自分の中にもあるかもな〜とか、いるよな〜こういう人って妙に納得する部分もアリ。

まぁ女性だからとか、女の嫌な部分みたいなのを分かった風に書かれるとシラけるんですが、微妙に違うというかまたちょっと違うんだよな〜(^^ゞ

面白いか面白くないかと言えば、ぶっちゃけ読み終わった直後は全然面白くはないなと思ったのですが(←)なんとなく後からじわーってクルものがあって、特に最後に収録されていた「御伽の部屋」というお話は、なんとなく分かる部分が他の2作よりはあって後からちょっと面白かったかも?と思いました。

ま、村田さんの作品だったら「殺人出産」の方がお勧めです。

 

次に森村先生のは、もうねw

待ち時間用だから敢えて短編集にしましたけど、2時間ドラママニアとしては、「終着駅シリーズ」と「棟居刑事シリーズ」が大好きなのでね(笑)

書かれたのが古いのでちと表現的に古いなって部分もありますが、さすがの御大、短編でもそれぞれピリッと面白い。

まぁオチはどれでも予想の範疇なんだけど、それでも読ませるのは上手いってことですよね。

表題作を始め本当にどれも面白いんだけど、特に「燃えつきた蝋燭」はちょっとこの中では異色で読後はやるせなくなったなぁ…。

ただ、これ角川ホラー文庫から出てるけど全然ホラーじゃなくて、正統派のサスペンス小説ですね。

 

最後は和田はつ子さんの「密通」

ちょっとタイトルから想像してたのとは全然違ったけど(^^ゞ

まぁこういうのが正統派のホラー、なのかな?

いやでも、ホラーはホラーなんだけど、なんかそういう意味ではあまり怖くないというか、どちらかというと良く言う「生きてる人間の方が怖いよね」ってのがまんまというか、そっちのが凄くて。

あまりに自分のことしか考えてない勝手で酷くてえげつない人間ばかりで、そっちのが読んでて怖い。

本当にこんな人ばっかりなの!?って言いたくなる(まぁいるとは思うけど、集まりすぎというかw)

エグイ死体(殺し)の描写とか能力がどうの、幽霊がどうの、みたいなことより、人間の無意識の欲望とか悪意とかがすごくてホント怖い怖い…(>_<)ってなる。

特に主人公の祖母と警察署の署長が最低最悪の性質の悪さで。

読んでて気持ち悪くなるくらい。

伯母とその旦那さんが唯一良心的でとても出来た人で救われるけど、こんな出来た人もなかなか居ないかな?とも思ったり(^^ゞ

北海道開拓時代の闇というか、不都合で隠したいこと、みたいな知らなかったことも興味深いというか読んでて胸が痛く、でも知れて良かったとは思うけど、で、結局??みたいな感じでストーリーそのものは長々書いた割にあまり伝わってこない感じ。

北海道開拓時代に犠牲になった、あるいは不遇な人や動物のことを知って欲しくて書いたのかな?って思う位(^^ゞ

いやホント、人間て怖い。

でもここまで自分のエゴや欲望を剥きだしに生きられるのもある意味スゴイよな…。

ま、それじゃ動物と同じというか以下なんだろうけど。

自分を取り繕って良く見せることが出来る、知恵を働かせることが出来る分、もっと性質悪いけどなw


忘れてたけど

2017.06.17 Saturday | 18:16

どうでもいいけど、最近のエントリは日常か、本か映画の感想カテばかりですね 汗

ま、近い内にせくしーちゃん達のことも書きます。

 

さて、吉村達也さんの「卒業」読みました。

これも病院の待ち時間様に借りた文庫ホラー。

なんですが、ぜんっぜん思ってたのと違くてつまらなかった。

それがまた作者の意図通り、やーいミスリードに引っ掛かったな、へっへーん!みたいなことを後書きで書かれていて、スゲーむかつきましたよね きぃっ!

だってこっちはベタなホラーが読みたくて借りたのに…!!

得意がって連作にするとか書いてあったけど、いや全然興味ねーっつのカチン

しかも、途中でなにこれ宗教の本?それとも精神学者か哲学者の啓蒙本??みたいな表現が延々と続いて、正直なんじゃこりゃって感じ(苦笑)

まぁそういったことで表される主人公の内面のどうこうは外からみても分からないし、何も知らない人から見れば確かにサイコなホラーかもしれないけど。

こっちはそんなん延々と読まされて、まったくホラー感が沸いてこない訳よ。

しかも、これを書く為に色々勉強したんだから、折角得た知識は全部披露しなきゃ!みたいな?www感が満載すぎてwww

ほらほら、高尚でしょ?崇高でしょ??みたいな。

 

ただ、その辺を読んでてちょっと前に読んだ本に似てるな〜って思って探したんだけど、ここに書いてなかったみたい。

入院中に図書コーナーで読んだパトリック・マックールの「ザ・シークレットローズ」という本で、ノーベル文学賞を獲ったアイルランドの詩人イェイツって人の詩に世界の破滅の予言を読み取る、みたいなどっちかって言うと本物のアレな本なんだけどw

でもそうは言ってもノストラダムスの大予言的な感じというより、元々このイェイツって人は、仏教とか日本の禅や能に影響を受けててそういった思想に基づいてるというか…簡単に言うと輪廻転生みたいな?

人間の生も死も一定の法則に従っているっていうことを説明してる感じかな?

この一定の法則に従っている、って言う所が吉村さんの小説で書いてる部分と似ていたの。

つまり、人間は元々決められた法則に基づいて生きているのだから、自分が何かを選択し決定して生きている訳ではないってこと。

ただ、根っこは同じかもしれないけど解釈は多分大きく違っていて、特にイェイツの方は詩人だけあって、私が読んだ限りではだいぶロマンティックな感じだったし(笑)

イェイツはアイルランド人ってだけあってケルト文化にも影響を受けていて、それが後に同じノーベル賞作家で日本人でもある大江健三郎さんやビートルズや、スティーブ・ジョブズにも影響を与えたっていうのはなんか興味深くないですか??

吉村さんの方は決してお勧めしませんが←、このイェイツの本の方は機会があれば1度読んでみてもいいんじゃないかな?と思います。


考えちゃうね…

2017.06.14 Wednesday | 23:54

今朝は怠くてなかなか起き上がれなったんだけど、ゴミ出しもあったし掃除もしたかったので思い切って起きて無理矢理身体動かしたらなんとかなった。

けどいろいろ動き過ぎた所為か、胸の傷が時々痛いと感じる。

でも今日は治療の後帰ってからも図書館行ったり振り込み行ったりしてた所為か、寝込まずに済んだよ。

先月の入院手術の分の保険も下りたし、一先ず安心したのもあって、ようやく嘘戦のブルーレイBOX買うことにした(笑)

とにかく見習いかじゅきことふーちゃんが、特典映像でもカワイイを更新してる(o´ω`o)と評判なので楽しみ♡

あと前からずっと素敵だなって思ってた財布も思い切って。

今のヤツ、もうかれこれ5年位?使ってたからねー(^^ゞ

本当は財布って人からもらった方がいいらしんだけどね★

 

さて、本題。

森山東さんの「デス・ネイル」と宗田理さんの「13歳の黙示録」読みました。

 

森山さんの方は前回の「町」と同じく、病院の待ち時間に読もうと思って借りた文庫でホラーなので…まぁうん(^^ゞ

表紙がね、写真撮り忘れて返しちゃったからもし良かったら画像探して見てみていただければと思うんだけど、ちょっとインパクトあるというか気持ち悪いけどステキというか…CDとかで言う所のジャケ買いみたいなw

表紙に釣られて、みたいな所もありました(もちろん裏の粗筋読んで面白そうだとも思ったけどね)

主人公のネイリストの卵が、ボランティアで老人ホームに行ってあるおばあちゃんのネイルをやってあげたんだけど、そのおばあちゃんが数日後に亡くなって。何故か形見に老眼鏡をもらうんだけど、それをかけると不思議な物が見え始め…っていう感じ。

まぁそんな長編になるネタでもないとは思ったけど、主人公が急変したら辺のこととか、最初にデスネイルを知るのとボランティアに行くキッカケになった憧れのネイリストのこととか、ちょっと物足りないかな?って部分があって、その辺もう少し書いても良かったかな?と。

他に短編があったけど、そっちはひたすらキモチワルイって感じと、あとはホラーだけどちょっといい話?っぽいので、やはりこの表題作が1番面白かっただけにちょっと勿体無いというか残念感が。

ちなみに、デスネイルという病気は実際ないと思うけど、体から樹みたいなものが生えたり指先〜手が樹みたいになっちゃうっていう病気は、以前仰天かアンビリで見た気がする。

もし本当にあったら、それに似た感じかな〜?

 

宗田さんの「13歳の黙示録」は実は、以前もちょろっと書いたけど、ママが多分病気になる前に読もうと思っていた本のリストを書いたメモが出て来て、その中にあった1冊でした。

見付けてすぐの時はあんま気にならなかったんだけど、最近何故かまたふと思い出して読んでみようかと。

まぁいわゆる少年法の絡んだ事件の話なんだけど、これ書かれたのが2000年だから今から17年前か…当然取材やら何やらで書くのに2年半かかったって宗田さんがあとがきで書かれてるから、90年代後半、そうだね、ちょうど学級崩壊とかが問題になり始めた頃だったか、少年事件としてはあまりに有名で衝撃的だった神戸連続児童殺傷事件があった頃だね。

私、というか私を含め中学からの友人達は当時の担任の先生と仲良くて、未だにご飯食べに行ったりするんだけど、当時現役の現場の先生として実際直面してる問題とか色々話したのを覚えてる。

そしてちょうどママが入院している時に、その時の被害者の父親だっけかな?が書いた手記も読んだことがある。

ただ、自分が中学生の頃を思い出してもその頃や今程ではないけど単純に子供は天使とか無垢だとか、そういうのは無かったよね。

もちろんもっと単純でいわゆる子供だったけど、まだ私達が当事者だった頃は。

でも、大人がどんどん生き辛くなったり、大人になりきれない大人が増えるのだから、子供の世界だって比例して変わっていくのは必然だよね。

だから、前半の主人公中学教師千佳がどうしてそんなに純粋に子供を信じるというか疑わないのか、「まだ13歳なんだから(そんな大人みたいなこと言ったりやったり考えたりしない)」みたいな考えは共感出来ないというか不思議というか…。

いくら17年前だったとしても、そんなそこまで純粋な先生はいないんじゃないかなぁ…と思いながら読んでました。

というか、自分を振り返っても、13歳だからこそ、本当はそうじゃないけど自分はいっぱしの大人だと思ってるってとこもあったしね。

そういう意味でワルだから言うことを信用できない…っていうのより、子供だから○○、みたいな決めつけがイチバン良くないんじゃないかなと。

17年経ってもイジメとかは無くならないし、どころかより狡猾に陰湿になっていってるけど、逆に17年経ってもそこまで比例して凶悪事件が低年齢化してるとかでは意外とないのかな?とは思ったけど。

まあその分取り巻く環境もそう変わってないというかね、被害者やその遺族に対しての配慮とかそういう面でも未だに加害者の方が守られてるっていう感じは否めない。

だから、後半何故少年が殺人を犯したかってことが分かった辺りからどんどん、言い方は悪いけど面白くなってぐいぐい引き込まれて読んでしまった。

まさに、因果応報ってことだよな、と。

加害者が未成年場合、更生だとか、あと心神喪失とかで責任能力が無いとか色々もちろんあるけど、それでも何の罪も咎もなく命をその先の人生を奪われた被害者とその遺族が、守られることがなにより最優先でなくてはならないと私は思うんだけどなぁ。

その辺があまり変わっていない、ということが問題だよな、と思ってしまった。

 

 


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