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集大成

2020.06.20 Saturday | 17:00

いや〜本当に久々に映画館に足を運べた!良かった!!ヽ(^o^)丿

 

で、観てきたのはグザヴィエ・ドラン監督の「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」

 

ある日、ニューヨークで人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去った。

自殺か事故かー?

その真相のカギを握るのは遠く離れたイギリスに住む11歳の少年ルパートー2人は“秘密の文通”をしていた。

10年の歳月が過ぎ、子役から注目の新進俳優となっていたルパートがそれら100通以上の手紙を一冊の本として出版し公開する。

更に著名なジャーナリストの取材を受け、すべてを明かすと宣言するー

 

成功や名声と引き換えに、犠牲にしなければならないものがあるスター

華やかな世界で感じるどうしようもない孤独

一方で過干渉?な母親、学校では苛めにあって子供であっても人には言えない孤独感を抱えている少年

遠く離れ年齢も環境も違う2人が奇妙なシンパシーと繋がりを感じる

そう、2人の今の環境は確かに違うけれど、子役とはいえルパートも同じ役者だし母親との関係性とかが良く似ていてー

 

ドランが今まで一貫して描き続けた「母と息子」というテーマで、本人曰く集大成。

しかも今回は自身が子供の頃レオナルド・ディカプリオに憧れて手紙を書いたという経験から着想したとか、ドランも子役〜俳優、つまりルパートは自身がモデルということもあって今まで1番パーソナルに近いというか重ねてるのかなと。

あとこれも自身がセクシャルマイノリティということもあって、ドランの作品は大抵主演の男性がそうなのだけど今回ももちろんジョンもルパートもそうで。

で、ルパートの取材をするのが人権とか人種とか紛争とかそういった問題を追いかけてるジャーナリストで、最初は手違いということもあってただの芸能スキャンダルでしょ?なんでそんなものを私が…みたいなスタンスだったんだけど、その人が普段取材してる差別やなんかの問題と、ジョンや自身が抱えてるセクシャルマイノリティを含めた差別とに価値の差や違いはあるのか?みたいなものをルパートが問う場面があって、その辺は更に踏み込んだ部分かな?と。

 

私がドラン監督作の好きな所は、別に変に美化しろと思ってる訳じゃないけど、その辺の描写が綺麗というか…なんでもリアルにすればいいってもんじゃないし、かと言って漫画みたいに都合よすぎても嘘くさいし、その辺の加減が絶妙というかバランスがいいな〜と。

それはやっぱりセクシャルマイノリティに対する理解と愛があるからなんじゃないかなぁと思います。

あと、映像だから音が効果あるのは当たり前なんだけど、それももちろんいいんだけどそれだけじゃなくて、ドランはこの映像の為にわざわざ作った音楽(曲)じゃなくて、既存の曲をハメるのがものすごく上手いと思う。

いつも音楽(曲)がとても印象的に使われるし、すごく残る。

そして今回は何と言ってもジョン役キット・ハリントンの何とも言えない憂いのある色気と、ルパート役ジェイコブ・トレンブレイの聡明さと可愛さ!あんまりにも達者なのですぐフライヤー見直して、あ〜「ルーム」の子か!と納得(笑)

ルパートの母親役のナタリー・ポートマンもちゃんとイイ感じにおばちゃんぽさもありつつやっぱり素敵だったなぁ、ルパートの作文を読んで探しに行くところとか、最後にジョンの手紙を読んで涙を流すところとか。

そしてジョンのマネージメントをしていたバーバラ役のキャシー・ベイツとジョンが手紙を書いていたダイナーの謎な名もない老人役のマイケル・ガンボン、この2人は台詞こそそんなに多くはなかったけど、その言葉がガンガン刺さる感じだった!

さすがの存在感でしたね。

 

まぁ結局ジョンの最期はハッキリとはしないんだけど、手紙やルパートの話を聞けば多分きっと自ら死を選んだ訳ではなく事故だったんだろうなぁと思う感じ。

幼い頃自分を支えてくれていたジョンを、その死を不名誉なままで終わらせたくなかったルパートが今度は救い上げた感じかな?

そして人の想いの中で人は生き続ける、だからこそタイトルが「ジョン・F・ドノヴァンの“生と死”」ではなく「“死と生”」だったのかな?と思いました。

 

ちょっと思い出したので追記

取材を終えたルパートが迎えに来た恋人のバイクの後ろにまたがってジャーナリストに挨拶するシーンがあるんだけど、これが「マイ・プライベート・アイダホ」のオマージュらしいと聞いてなるほど!と。

ルパートの彼氏もなんや色男でしたよ(笑)


観て良かった!

2020.03.28 Saturday | 06:10

「37Seconds サーティセブンセカンズ」観てきました!

 

生まれた時に、たった37秒息をしていなかったことで、身体に障害(脳性まひ)を抱えてしまったユマ。

親友の漫画家のゴーストライターとして仕事もしているけど、本当は自分自身の作品として世に出したいし認められたい。

そして一緒に暮らしている母親の過保護さにもうんざりして、日々に閉塞感を感じる。

母からも仕事の面でも独立したいと思い、ありとあらゆる出版社に声をかけ、唯一返事をくれたエロ漫画雑誌?の出版社に原稿を持ち込むが、そこの女性編集長に「経験がない作家にいい作品は描けない」と一蹴されてしまう。

そこでじゃあ経験をしよう!と母親に嘘をついて夜の歓楽街に行き、ひょんなことで知り合った人達と関わることで自分の世界を切り開いていくユマー

 

いや〜もう、これ最高でした!

主人公のユマを演じた佳山明さんが実際先天性の脳性麻痺を抱えた方なので、ドキュメンタリーっぽいのかな?と思いきやちゃんとしたエンターテインメントの作品になってて。

でも当たり前だけどリアルかつナチュラルで。

映画に限らずこういった作品を観ると大抵、障害を持つ人持たない人の差ってなんだろう?とかどう接すればいいのか、とか考えると思うんだけど、今作を観てて改めて思ったのは、差って内面に関して言えば何もないんだよね。

しいて言うならそもそもの個人差はあるだろうけど、おしゃれもしたいし恋愛もしたいし、親には干渉されたくない。

全然変わらない。

特にユマちゃんは言葉はわりと明瞭で手足が少し不自由、だから時間は多少かかるけど着替えだって外出だってお風呂だって、自分で出来ない訳じゃないから。

そうは言ってもそうじゃない人でも風呂は滑ったりして危ないこともあるから、もちろん介助があった方がいいんだし、母親の心配ももっとも。

ただ、この母親の場合はユマには自分がいないとーということで自分のアイデンティティを保ってる部分もあるので、しかもそれが生まれた時からずっと当たり前にやってきたことだから無意識で逆に質が悪かったりもする。

でもまぁ、過保護なんて子供が障害を持っていなくてもする人はするし、それも変わらないことかと。

でもさ、親はいつか必ず自分より先に死んでしまうんだし(多くの場合)居なくなった後のことを考えたら、ある程度1人で出来るように少しづつ慣れさせるのも親の務めかな?って思うよ。

そして私達周囲の人間も、もちろん車椅子の方とかいたら何か手助けすることはないかな?大丈夫かな?って思って見ちゃうけど、そもそも何かをやって“あげる”なんて烏滸がましいというか上から目線だし、例え何かを手伝ったとしてそれが本当にその方が望んだことではなかったら、ただの自己満足でしかないから。

だからその方が本当に必要な時に必要なことを、サッと出来るような人でいたいと思いました。

ユマちゃんが1人で色んな世界に飛び出して、そこで色んな人と知り合って色々と経験して。

記憶もないほど子供の頃に別れた父親を捜して、残念ながら会うことは叶わず父親は亡くなってしまっていたんだけど、実は自分は双子でお姉さんがいるということが分かって。

そのお姉さんがいるというタイまで会いに行くんです。

そして再会して、お互いが相手と一緒に暮らしていて自分が知らないそれぞれの親の話をして。

お姉さんは双子だけど障害を持っていない人で。

もし出てきた順番が逆ならお姉さんの方が自分みたいだったのかな?って、でもユマちゃんは言うんです。

今の自分でいいと。

いや〜もうなんて清々しい!!

1人の女性として、人間として、成長したユマちゃんは母親の元に戻ります。

お母さんもユマちゃんの成長を感じ、きっとこれからはもう少し接し方も変わるんだろうなぁと。

 

オーディションで選ばれた佳山さんはもちろんとても良かった(声がとてもキュートなの!)ですけど、何より脇を固めるベテラン女優陣がもう本当に最高で…!!

吾郎ちゃんも大絶賛していた母親役の神野三鈴さん、歓楽街で知り合いさり気なく助けてくれるホテトル嬢?役の渡辺真起子さん、女性編集長役の板谷由夏さん、このお三方が本当に素敵でした!

神野さん、佳山さん以上にリアルかつナチュラルに過保護な母親であ〜いるいる〜こういうお母さん!具合が絶妙で(笑)

でも最後別れたもう1人の娘の話をユマちゃんから聞きながら大粒の涙をポロポロ流すシーンが圧巻でした。

あと板谷さんはもう!本当にいつもステキなのですが、サバサバしていてでもユマちゃんが一歩踏み出すキッカケを与えてくれる。

女性編集長が初めてユマちゃんに会った時、「なんで車椅子なの?」ってなんの衒いもなくサラッとストレートに聞くシーンがあるんですよ。

車椅子が例えばなんていうか…その人の個性の範疇?みたいな感じで、変に特別扱いしないというか逆に差別意識がないのかな?って感じたんですよね。

そして渡辺さん、もうもう本当に素敵でカッコイイの!!

女性編集長同様、ユマちゃんを特別視しないでフラットで対等な目線で、でもさり気なく必要なサポートをしてくれる。

脇役だから当然この方のバックグラウンドなんて描かれている訳じゃないけど、きっとここに至るまでには嫌なこともあったり傷付いたり悲しかったり苦しかったり、きっと人には言えない辛いこともたくさんあったんだろうと思うのよ。

それでも今笑って、そして助けが必要な人にはサッと手を貸すことができる。

しなやかで強かで、自分が傷ついてきた分他人に優しくできる。

優しいから強いのか、強いから優しいのか分からないけど、こういう女性でありたいなぁとすごく思いました!

 

ホント観て良かったと思える作品でした(*´ω`*)


騙されるというか

2020.03.22 Sunday | 07:29

小中学校が休校だったり、せくしーのツアー初日の福井公演も延期されているので、私も楽しみの1つでもある映画鑑賞を自粛してみました。

観たかった映画2本ほど観られませんでしたけど、ライブや舞台が中止になってしまった方に比べたら…と思いまして。

 

で、地元では学校も再開されましたし元から客の少ない夜を選んで久々に映画観てきましたー!

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

 

大ベストセラーの続編の世界同時出版のため、完全隔離の洋館に集められた9ヶ国の翻訳家。

ところが、極秘扱いの原稿の一部がネットに流出しー。

 

いやぁ、これネタバレ無しで感想書くの難しいなぁ〜!

基本的にどんなお話でもネタバレはしない方がいいと思うけど、これはとにかく実際に一気に観て体感した方がいいと思う。

想像もつかないほどの二転三転、大どんでん返し…!!っていうのではないんだけど(途中で犯人は分かるから)、ただその方法や種かしについてはえーそうなの?ほぅほぅそうか!っいう所が畳みかけられて、でも最後の最後にじゃあなんで?っていう動機が分かってあぁ!って終わるっていう感じだからね。

普通にすごく面白かったです、うん。

 

最大限ネタバレしない方向で一言書くとしたらそうだなぁ…冒頭本屋さん?が火事になるシーンが出てくるんだけど、それがヒントっちゃーヒントかな?

以前観た「マイブックショップ」に重なるシーンだった(ストーリーは全然違うけど)

 


文句ナシ!

2020.02.02 Sunday | 01:53

「パラサイト」観てきましたー!

 

家族全員が仕事もなく『半地下』住宅(半地下って初めて見たけど、本来は人が暮らすようじゃなくて倉庫みたいな感じで作られててでも普通の部屋はお金無いから借りられなくて…みたいなのが始まりで、そこに住んでるのも本当は違法なんだけどみんな黙認してるって感じなのかな?)で暮らす貧しいキム一家。

 

ある日長男のギウは友人から高台の豪邸で暮らす裕福なパク一家の娘の家庭教師(英語)の仕事を、その友人が留学する為代理として紹介され職にありつける。

それをキッカケに策を練って、まず妹がパク一家の息子(弟)の家庭教師(絵画)に、そして一家の主・一流企業の社長であるパク氏の運転手とパク一家が住む以前からその豪邸に勤めている家政婦をハメて辞めさせて、それぞれ父と母が成り代わりまんまと全員が裕福な一家に潜り込んで(住み込みではないけど)パラサイトすることに成功。

(この『パラサイト』とは、今作では『就職先』としてるけど本来の意味では寄生虫で、その意味も含めてかと。もちろん労働の対価として金銭を得ているから何もしてないのに何かをもらっているとかではないけど、学歴や身分を偽って他人を装ってる=つまりパク一家を騙している訳だし、その報酬は過分ですからね)

パク一家が息子の誕生日を祝う為キャンプに出掛けた日、キム一家は豪邸で我が物顔で寛ぐ。

ところがそこへ辞めさせた前の家政婦が現れー

 

ってこれ以上はネタバレなんで止めときます(^^ゞ

まぁ個人的には結末を知っててもジューブン楽しめるとは思うんですが。

ヒントを挙げるとすれば、フライヤーやポスター?に2家族以外に映り込んでいる足、とだけw

 

とにかく!いやぁ、文句なし、面白いです!!^^

まぁポン・ジュノ監督×ソン・ガンホっていう時点で面白くない訳がないですけどねw

ただ、この作品がポン・ジュノ監督、あるいはソン・ガンホの最高傑作かといえばそうでもないとは思いますけど(^^ゞ

昨今宣伝の為に公式サイトやなんかで一足早く観た著名人のコメントを載せるのはいいんだけど、やたらと絶賛に次ぐ絶賛、史上最高傑作的なことを言いすぎるのはどうかと思うよ、ほんと止めていただきたい。

なんでもかんでも傑作だの史上最高だの、言葉の重みがなくなるし嘘くさくなってしまうからw

誤解がないように言っておくと、本当に面白いんです。

例えば本当に『半地下』暮らしている今日の食事にも困るほどの貧困にあえぐ家族と、片や使用人がいて何不自由ない裕福でセレブな家族、韓国の格差がここまでスゴイのか、という所なんかはポン・ジュノ監督の鋭い社会風刺で今までの作品とも通じる部分だし、最後の意外といえば意外な怒涛の展開もちょっとしたミステリーというかホラーなんだけど面白くて笑えるのよ、わりと終始。

だからものすごいエンターテインメントな作品だと思う。

エンターテインメントの『映画』としての、ある意味というか1つのこれ以上ない満点な正解。

ただ、もっとヒリヒリというかビリビリするような、脳天をガツンとやられるような、あるいは観終わってしばらくの間メンタルがやられるような、トラウマになるような、重くて痛くてっていう感じではない(もちろんそれだけがいい作品の条件ではないけど)

あと韓国の映画にしろドラマにしろ、よく坂が出てくるんだよね。

出てくるっていうか街並みが長崎みたいって言えばいいのかなぁ?

今回もキャンプが大雨の所為で中止になって、パク一家が急遽帰宅してきたのでなんとか隠れて高台の豪邸を出て自分達の『半地下』住宅に逃げ帰るシーンがあるんだけど、もう延々と坂(階段、それも結構な角度と長さ!)を降りる訳。

え、まだある?まだ下があるの?みたいな。

まるで夢の国に行く時に京葉線のホームに行くのに延々と地下に降りていく感じ、それか大江戸線とかも確かかなり降りるよね?

それが2つの家族を象徴していてその差がすごいんだけどでも、その差ってどうして?どこから?みたいな…ね。

もちろんキム一家がやったことは犯罪でもあるしダメなんだけど、今の時代何かに躓いたら、一度転んだら、落ちるのは一瞬でそこから這い上がるのには努力だけではどうにもならないこともある…みたいな、一歩間違えたら明日は我が身じゃないけど誰の身にも起こりうることで決して他人事ではないんだということも言いたいんじゃないかなぁ。

 

ま、でも特に何も考えずとも楽しめる作品だと思うし、観て損はないかな?

ソン・ガンホはやっぱり素晴らしくいい俳優さんですね。

あと裕福なパク一家のお母さん役の方、ちょっと天然で可愛らしくて好きだな〜ってどこかで見たことあるな?って思ってたら、わりと好きで見てたドラマ「ロマンスが必要」に出てらした方だった! ^^

それとちょっとサバンナ高橋似な長男ギウ役の方も、どこかで見たと思ったら「新感染〜ファイナルエクスプレス」で印象的な雰囲気ある役だった子だった!

まぁ韓国のは結構色々見てるからね(^^ゞ

 

久々に土曜日に行ったんだけど、映画の日ということもあったしやはり賞レースに絡んでて話題だからなのか、夜とはいえかなり人が入ってたな。

基本ミニシアターだしマイナーな作品の上映が多いので、たまに人気作になると行くタイミングとかすごい考えちゃう(^^ゞ

自分の体力の問題もあるし(最近仕事忙しくてバテバテなので(*´з`))

でも昨年あんまり劇場で観られなくて自分的に不本意だったから、今年はもうちょっと足を運びたい!と思っててとりあえず、2020年1本目、いい作品でスタートが切れた!


思っていたよりは

2020.01.08 Wednesday | 15:19

以前こちらでも感想を書いた「スマホを落としただけなのに」の映画版、TV放送があったので録画しておいて観ました。

 

シンプルに、とにかく成田凌すげぇwww

最近主演された別の映画の宣伝でバラエティー出演されてて、おっとりというか穏やかそう?な感じを見ていたのでとにかくスゲェwと。

映画そのものも思っていたよりは良かった(元々そんな期待してなかったのでw←失礼(^^ゞ)

というのも、本(小説)は書かれていること(描写)を自分の頭の中で自由に想像する余地がある所が、良さであり面白さだと思うんだけど、こうしたきわめて現代的な実際あるツール(スマホ、FB等)が話の肝だと、こうして可視化というか映像になった方がよりリアルに感じるなと観ていて思ったので。

音の有る無しも例えばホラーの要素としては大きいしね!

ただ、細かい所までちゃんと全部覚えている訳ではなかったので、「あれ…こんな話だったかな?」「こんなとこあったっけ…?」と思いつつ(^^ゞ

気になったので後で検索してみたら、原作との違いを比較して丁寧に書いてくださっている方の記事を見付けて。

それで、あぁそうそう原作はそうだった!とか思い出したり、なるほどね〜となったりw

その辺違うのはまぁ別にいいんだけど、ただ北川景子さん演じる麻美の隠したい過去というのをあの設定にしたのがイマイチかなぁ…?

確かに原作のままの理由だと若干弱いというかインパクトというかパンチに欠ける感じかもしれないけど、だからと言って映画版の理由が宣伝の煽り文句にある様な『衝撃の結末(告白?)』っていう程では無い。

だって結構使い古されたネタじゃね?他人の戸籍乗っ取る系ってw

それこそ我らがまさひろちゃんとおけんとが演じた「砂の器」の英良ちゃんもそうだし、東野さんの小説でも確かあったよね、そのパターン?のやつ。

だから予想つきまくりだったし。

映画にするから色々頑張っちゃったんだろうけど、その分構成する要素が1つ1つが薄くなっちゃったっていうか、そういう意味ではもっと単純に「え、そんなことくらいで?」っていう、些細(当人にとっては重要)な理由で人生が破たんするかもしれないっていう恐怖で追い詰められる、っていうのを徹底的に描いた方が良かったのかも?

まぁだいぶ地味な感じになったかもしれないけどね(笑)


怖いコワイwww

2019.11.18 Monday | 18:36

「グレタ」観てきました!

ナチュラルにネタバレしてますんでご注意をw

 

大学からの親友エリカとルームシェアしながら、ニューヨークの高級レストランでウェイトレスをしているクロエ・グレース・モレッツ演じるフランシスが、ある夜地下鉄の座席に置き忘れたバッグを遺失物係が閉まっていた為に、都会育ちのエリカには止めた方がいいと忠告されるも親切に翌日持ち主に届けることに。

バッグの持ち主はグレタという中年の女性で、お礼に珈琲でも、と招かれ話している内に夫に先立たれ一人娘は留学中で寂しいということが分かる。

一方のフランシスは昨年母親を亡くし、未だにそれを引きずっていることで吹っ切れているみたいな父親にちょっと反発を覚えて疎遠気味。

お互いの寂しさをちょっと埋めるみたいな感じで親密になっていくのだけど、ある夜夕食を供にする為に招かれたグレタの自宅でフランシスは自分が届けたのとまるきり同じバッグを幾つも発見して、怖くなって距離を置こうとするのだけど、本性を現したグレタに執拗に付きまとわれ、最終的には監禁されてしまいーみたいなw

 

 

幽霊とかよりも生きてる人間の方が怖いって私よく言ってるけど、このグレタの怖さは一種の病気だから、だと思うんだよね〜(^^ゞ

作中ではサイコパスって言ってるけど、とにかく病んでるって感じがする。

しかもそれが元々は自分の娘に対して、自分の思う通り完璧にしたい・するでその為にはどんな手段でも使う、みたいな感じで、結局追い詰めて自殺させちゃったんだよ(そう、本当は娘は留学なんかしてなくて数年前に自殺してたの!)

で、今度はその娘の代わりを探してるって訳で、地下鉄にバッグを置き忘れてるのはワザとなんですわ。

撒き餌ってヤツです、ええ。

そんでフランシスの前に引っ掛かった女の子も実はまだ監禁されてたりして(辛うじて生きてるって感じだったけど、汗)

その子にしてもフランシスにしても、当然グレタが異常だって気付いたから無視したり縁を切ろうとして、それに腹を立てて監禁されちゃうんだけど、その時ももちろん出来うる限り逃げようとはするのよ。

でもどうにもやっぱり思い通りにならないと思ったら、もうその子は捨てて(と言っても解放するとかじゃないけどね、もちろんw)また新しいターゲットを探す訳です、地下鉄で。

監禁される前、本当に執拗で恐怖を感じたフランシスはエリカのアドバイスもあって表面上は謝って穏便に距離を置けるよう旅に出ると嘘をつくんだけど、それがバレて結局監禁されちゃうんだけど。

グレタが偽装工作をして父親にはルームメイトである親友と、親友には父親と旅行を楽しんでると思わせたので2人が異変に気付くのが遅れて。

それでも父親の雇った探偵がグレタに辿り着き家まで行くんだけど、この探偵が間抜けというか何と言うか…もっと警戒するべきで慎重に周辺を調べてから本人に尋ねるべきだしなんなら警察に通報するべきなのに、あっさりとネタ晴らし(訪ねた理由を言っちゃって)して結局グレタに殺されちゃうっていう役立たずっぷり!

その点、親友のエリカは超クール!

グレタがまた次のターゲットを探すだろうと踏んで、地下鉄で餌のバッグを探し回り、それを親切に届けた振りで自宅に乗り込み、最終的にはフランシスを助け出すんだもん!

ただ、あちらの映画にありがちなちょっと不穏なというか含み持たせた終わり方だったのが気になって…。

最後エリカが超クールなお陰で助かって良かった〜^^ だけど、そもそも グレタが怪しいのは分かってて、更には1度は警察沙汰になってる(グレタがフランシスの働くレストランに客として押しかけ騒動を起こして警察を呼ばれた)のだから、警察も動きやすいハズで、だから行方不明だと分かったのなら父親にしてもエリカにしてもすぐに警察に相談すべきじゃね!?って。

最低でも、フランシスが監禁されてたのは事実で更に他にもいたしなんなら探偵は殺されちゃってる訳だから、助け出すのは自力でしても、その後はソッコーその場で警察呼ぶべきなんじゃないかなー?

ちょっとそこら辺が不自然だったかなぁ?

とにかく、グレタ本人はいたってオカシイと思っていないし話というか言葉の通じなさ、思い込みの激しさ、病的なそれらが怖かったー。

端的に言えば男女間のそれとはまた違うけど、でもまさにストーカーってヤツで、そういう人はみんなそんな感じではあるのだろうけどね(^^ゞ

特に探偵を殺す所が最高にホラーだったわwww

これは是非観てみて感じて欲しいのでネタバレせずにおきます(笑)

 

書き忘れた!追記!

まぁこのグレタに関してはまた別というか特殊なケースかもしれないけど、落とし物を届けてあげるって親切じゃん?

それが仇になるとかってなんか世知辛くて嫌だなぁって思ったよ。

真面目にルールを守って一生懸命やってる人が損する世の中とかさ、ウチの仕事場でもあるし★

ほんとヤんなるもん(>_<)


久々

2019.09.09 Monday | 03:51

今日これ書いた後寝て起きたら仕事前にまた映画観に行くつもりなのでw

また溜めない内に昨日観てきたヤツの感想書いときます(^^ゞ

 

ジョーダン・ピール監督の「アス(Us)」観てきました!

 

この監督さんは前作「ゲット・アウト」がアカデミーの脚本賞を獲ってて評判が良かったらしく、いくつかレビュー見たら今作は期待外れだったって方が多かったですが、私は久々にちゃんと怖いホラーだったと満足してますw

確かに設定とか荒いというか雑だったりイミフメイだったり??ツッコミどころ満載!と言えなくもないですが、まぁそんなのホラーには良くあるかな?って(^^ゞ

 

子供の頃遊びに行った先の遊園地で15分だけ迷子になって、その時の恐怖がトラウマになって一時的に失語症になったことがあるアデレード。

大人になり結婚して2人の子供ができ、夏休みにバカンスで再びその血を訪れる。

そしてその夜突然、自分達とうり二つの4人組が家の前に現れてー

 

いやもう、このそれぞれ自分とうり二つの人間がまぁ不気味で怖いっす(>_<)

実は自分達だけではなくこの地域一帯?同時に同様のことが起きていて、その他の人達はあっさりと殺されて取って代わられてるのに、アデレードのそっくりさんは特別恨みがあるらしく、しばらく楽しんで(苦しめて)から成り代わろうとするんだもん。

基本的には特別目新しいシチュエーションとか演出ではないというか、今迄のホラー映画を踏襲してるんだけど、私はなんせ主人公とかヒロインつか他の人もだけど、がキャーキャー喚くだけのウルサイのがすこぶる苦手なんで、比較的それが無いってだけでも良かったw

何故自分とうり二つの人間がいるのか、というのは要はクローン実験?的なことで産みだされ、そして上(便宜上)の人間と比べて虐げられてきたから、ということらしい(この辺の設定とか描写が変にご都合だったりして荒いというか雑な感じ(^^ゞ)

あと旧約聖書のとある1節がヒントというかメッセージなのか度々出てくるのだけど、そもそもクリスチャンじゃないから分からないしそれでピンとは来ないよね、残念ながら(^^ゞ

これもアチラの映画ではよくあることだけど、宗教(特にキリスト教)が根付いてて当たり前、それが前提って感じなの。

遊園地の地下に設けられたクローンの研究所?を始めとしたその辺設定とかを荒いというか雑とは書いたけど、それは結局そのものというより何かの揶揄的な表現かもしれないなぁってちょっと思ったんだよね、人種もそうだけど移民とか差別的なことの。

だからそこに敢えてリアリティーを追及してないのかなって。

子供達が逃げて戦って行く中で成長して逞しくなっていくのは良かった。

特に下の男の子が、それまではイタズラしたり言うこと聞かなかったりあんま役に立たない感じなのに、最後の方で自分とうり二つの子が仕掛けた罠に気付いて、逆に仕掛けるとことか。

あとオチについてはレビューによると予想されていた方も多く、それも意外性が無いというか目新しさが無いからイマイチな評価だったけど、今回私はそこまで考えてなかったから(本当にうっすらもしかして…?くらい)単純にビックリしたというかゾワッってして怖かったよw

少なくとも私はありがちなゾンビ映画じゃ無かったのも良かったと思うし(笑)

 

そして何故か地元のこの上映館、評判の良かった前作の方をこの後上映かけるらしいwww

ので観れたら観ようと思います!


考えてしまった

2019.09.08 Sunday | 04:14

先週今週と映画観てきました!

まずは先週観た「Girl ガール」から。

 

私読んだ感想はその本によってなんか微妙で書けないなぁってことも多々あるけど、どんなにトータルでみてツマラナイ作品だと思っても、感じたこととか面白かった点とか映画なら必ず何かしらの感想は書けるし今迄書いてきたんだけど。

これはねー、忙しいとか時間無いってのもあるにはあったけど、なんていうか単純に面白い面白くないの話じゃなく、なんか思ってたよりも複雑というか重くて色々考えさせられて、すぐに感想を書けなかったなあ…(^^ゞ

 

トランスジェンダーの少女ララはバレリーナを夢見て日々頑張っていて、そんな娘を全力で応援して支えてくれる父、だけど…

一応実話を元にした話らしいです。

 

まずもってシスジェンダー(トランスジェンダーの対義語らしいです。生まれた時に診断される身体的性別と自分の性自認が一致していて、それに従って生きる、つまり自分の性別に違和感が無く性別移行をしていない、希望もない人のこと)であっても、バレリーナになる、という夢は途轍もなく険しい道な訳で。

ましてまだ若く男性としての二次性徴を薬で抑え、ようやく女性ホルモンの投与も始めたばかり(その後性転換手術をする予定)のララにとっては、思う様にならない身体とも付き合って何倍もの努力をしなければならない。

それでも救いなのは、ララが名門のバレエ学校に入学する為に仕事を辞めて引っ越しまでして応援してくれる父親がいて。

そして多分一昔前に比べたら周囲もララの存在を普通に受け入れてる。

ただ、それでも別に差別をしているつもりは全然なくても無意識のどこかで明確な線引きをしていて。

そこにあからさまな悪意はなくとも、いや悪意は無いからこそむしろタチが悪いかもしれないね、そういうのはほんの少しずつでも確実にララにダメージを与える。

思う様にならない身体、進まない治療、焦る気持ちからララは自分で自身の性器を切り落とすという手段に出てしまう。

ララの焦燥感が鬼気迫るバレエのレッスンシーンと相俟って、そして自分の性自認と生まれた身体が一致しないという苦しさに、本当に胸が詰まる(>_<)

私も偏見はないつもりだし差別する気もないけど、彼女(あるいは彼ら)の葛藤や苦しさは、シスである私には本当の意味では到底理解出来ないんだろうなぁと。

それは当然応援し支えてくれてる父親にも言えることであって。

それでも親としての愛情は間違いないし、ララはとても恵まれた環境に居る方だと思うけど。

最後(性器を切り落とした後)、命には別条なくてでもバレエをするシーンでは無かったから、もしかしたらバレリーナの夢は諦めたのかな?とか、そもそも“母親”が出てこないんだけど、もしかして母親はララのトランスジェンダーを受け入れられなくて出て行ったのかな?とか、色々分からないこともあるしストーリーとしてはある意味中途半端というか、物語ではなかった。

まぁそういうことも含め色々問題提起というかな意味合いもあったのかもしれないけど、本当に改めて考えさせられたわ。

というかそれこそがこの映画の本質というか、伝えたかったことなのではないかな〜と一週間経って思いました。

 ララが身体に固執してる描写でトランスの方からは批判が多かったようだけど、それは単にトランスだからじゃなくて彼女が“バレエダンサー”になりたいから、どうしてもそこの問題が大きかった訳だし。

 私も最初は理解出来なかったけど、確かにバレエという芸術は、身体そのものも重要なんだよね。

だから、何かを、誰かを批判するとか何が正解かということを押し付けるのではなく、淡々と見せてそれぞれがもっと深く考えようって意図なのかなって。

 

最後に、主人公のララを演じたのはシスで現役のダンサーでもあるポルスターなんだけど、本当に可愛いというか綺麗な女性にしか見えないしダンスシーンはさすがで圧巻でした!

そして年の離れた弟ミロだったかな?の子がとても可愛くて癒しだった♡

 

長くなったので昨日観てきたもう1本の方はまた改めます!


良き(*^^)v

2019.07.18 Thursday | 15:09

「僕はイエス様が嫌い」観てきました!

 

祖父が亡くなったのを機に祖母と一緒に暮らす為に、東京から雪深い地方のキリスト教系の小学校へ転校することになったユラ。

日々の礼拝や信仰に戸惑う、元々クリスチャンではないユラの前に小さな小さなイエス様が現れて。

他の人には見えないけれど、願い事を叶えてくれるイエス様を信じ始めた頃、ユラに大きな試練が降りかかるー

 

いや〜良かったですよw

小さなイエス様が現れて願い事を叶えてくれるなんてファンタジーだし、そのイエス様が『嫌い』というからにはそれなりの出来事があってそれがどういうことかは大体予想ついたけどw

淡々とした、でも地方ならではの自然やのんびりとした日常や、ユラとその親友になる子、2人がとっても良かった!

ワザとらしい作った感じでは無く、素というか自然体で演技演技してないのが。

あとそういうものだって思いがちだけど、本当に信仰してる人にとっては多分違うんだよね、単に願い事を叶えてくれる存在なんじゃないんだよ、神様って。

まぁ私もクリスチャンでもなければ他にも信仰してないから、ユラと同じなんだけどね(^^ゞ

 

亡くなった祖父が最期の日々、寝起きしていた部屋の障子に穴を開けて(そこらじゅうw)外を見ていたシーンが冒頭にあるんだけど、最後ユラもまた、その部屋で寝起きしていてその後綺麗に貼り替えていた障子にふと穴を開けてみるんです。

そこから見えたのは、幸せで楽しかった時の光景で。

あぁ、これはマッチ売りの少女のマッチと同じことだったんだなって思いました。

 

 


本当にねぇ…

2019.06.23 Sunday | 17:57

も一本観てから一緒に感想書こうと思ってたんですが、結局見逃したので今更ですが先々週?観てきた映画の感想を。

 

「ある少年の告白」

 

牧師の父とその父を敬愛する母を持つ一人息子ジャレッドが「自分は男性が好きなんだ」と気付き、それを両親に告白すると『同性愛』を"治す”という矯正セラピーを勧められ参加することに。

でもそれは口外禁止の、人格否定?をして結果本当の自分偽るか、ある意味洗脳みたいな危険なものでーという実話を元にしたお話。

 

思っていたより同性愛そのものやセラピーの所謂直接的な酷い面(暴力的な?)はあまりなく、どちらかというと牧師という立場の父、それまでは旦那を尊重し付き従っていたけど最後にはその父を説得してくれる母、との親子の物語って感じ。

特に母親役のニコール・キッドマンがさすがっていうか、母はつえぇな、やっぱwみたいな(笑)

でも昔のお綺麗すぎる華々しい感じでは無く、田舎町の良くいる平凡なかーちゃん感がちゃんと出てたわ。

あとねー、父親役がラッセル・クロウだったんだけど、最初全然気付かなかったわw

ちょっと前にも何かで観て、え、変わり過ぎじゃない…?って思ったけど、いや〜なんかあまりにそこら辺のそれこそよくいるタイプのアメリカのオジサンって感じで(^^ゞ

「グラディエーター」の頃はもっとシュッとしてめっちゃ格好良くて確実2枚目俳優だったハズなんだけど…w

まぁ役割的にだんだんシフトしてきて、そういう役だっていうのもあるんだろうけど。

そして主人公のジャレッド役、ルーカス・ヘッジズ、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(←残念ながら見逃した)でオスカー候補になって脚光を浴びたそうだけど、それも納得、雰囲気のある俳優さんです。

実はもう1本彼が出演する「ベン・イズ・バック」というのを観ようと思ってたんですよね〜。

出演作が次々と公開される今注目の俳優さんじゃないですかね。

あとは監督としても有名なグザヴィエ・ドランが俳優として出演してました!

 

それにしても、本当に毎回こういった実話を元にした作品を観る度思うけど、アメリカって自由の国とか言いつつ矛盾が酷いよねw

まぁそれってもしかしたら宗教が根付いてる所為もあるかもしれない、と今回観ていて思ったけど。

でもさ、語弊があるとは思うけど私にはやっぱり信仰は出来ないし、ある意味洗脳と紙一重だなって思っちゃうわ。

本当の本当に神様はいたとしても、それを勝手に解釈してこねくり回して都合良く捉えられてるとこあんじゃん、多少なりとも。

それをしてるのはただの人間だしね。

あと最後の最後、実話だから関わった人達のその後みたいなのが流れたんだけど、そのインチキwな“治療”をしていた悪徳?セラピスト(♂)が現在どこどこで“夫”と暮らしているってなってて、「なんだよ結局お前もかーい!!」ってなったわwww


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